二次創作小説(紙ほか)

Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.60 )
日時: 2016/12/20 22:53
名前: 奈未 (ID: kImpvJe5)

チョコ「うう…。
さぶずぎます……。」

今、あたしは、せっかくの休みの日、土釜はやてくんのお店に向かっています。
…えー、なんで朝からこうなったか説明しますと……。
















さかのぼるは昨日の夜───




3人「大形(裏)!!」





───そして何秒かの沈黙が訪れ…─









桃花「…先輩。どうしましょうか…
もし、さっきの大形が本当にあっちのほうの大形だったら…。」


ギュービット「知らんっ!」


いきなりの大きな声で、少々ビックリしましたが、さすがのギュービットさまも、そこまでは考えてなかったか。



ギュービット「なっ…!
…ほ、本当に考えてたんだぞっ」


あー、はいはい。分かりました。
しかし、さっきあたしがいった言葉が
引っ掛かったのか
今度はギュービットさま、ちゃんと考えているようです。




桃花「…先輩、お姉ちゃん。」



チョコ「はい?」
ギュービット「なんだ?」



桃花「あたしは一度、お家に帰ります。大形のぬいぐるみが
本当に外れているのなら、もしかすると大形家にあるかもしれませんので」



そう言うと桃花ちゃんは、部屋のドアを開けて、トコトコっと
階段をおりていった。
しかしさすがは、桃花ちゃん。ギュービットさまとは違って、あったま良い!

するとギュービット、鼻をぷかあっとひらけちゃって。



ギュービット「な、なんだよ!
ちゃーんと、あたしは考えてるんだぜ!」


チョコ「じゃあ例えば、どんな感じにですか?」


ギュービット「そ、それは…。」


やはり、考えてなかったんですね。
その後もギュービットがうーんと考えてる時。


ママ「チョコー。お友達から電話よぉー!」


え?あたしに?
ただでさえ、友達がいないあたしに
電話をかけて来るひとと言えば…。

チョコ「は、はい……。」

舞「黒鳥さん!」

う、うわぁっ!
ビックリしたぁ……。いきなり大きな声で言われると、
電話越しに耳が痛くなります…

舞「そんなこと言っている場合じゃないのよ!」

はい、あたしも大形くんを戻すのにどうすれば良いか、
考えなければいけないので、どんな内容であれど、
急いでいますので、失礼します…とは言えず。


舞「黒鳥さん!あなた、図書委員に
なるんですって?」

ああ、そのことですか。
いやぁ、なんか藤原遊馬先輩って言う先輩がいて、急にあたしのことを
『あやしげな魔法少女』なんて言って
あたしを来年の図書委員長にしようとしている6年の先輩です。

舞「ちょっと!まだ話は終わってないわよ!
いちいち説明している暇があったら、
ちゃんと聞いてちょうだい!」

すいません……。どうも癖で……。
そういや、舞ちゃん。今日はなにげに
「!」マークが多いような?

舞「黒鳥さん……。」

あ、これがいけないんですよね。
ごめんなさい。あたしは、黙っておきます。

舞「…それで、黒鳥さん。
ぜひ図書委員になってほしいのよ。」

え?なぜ?

舞「私が6年になったら、生徒会長に
なって、百合が副会長になる予定なの
そして、黒鳥さんも図書委員になれば
ますます私の評価は上がるわ!」

…要に自分のためなんですね。

舞「なにか言ったかしら?」

な、なにもいってませんっ!

舞「…まぁ、ともかく。
私の用件はこう言うことよ。」

は、はい…。



その時
     ガチャっ!


チョコ「(桃花ちゃん!)」

舞「黒鳥さん?どうかしたの?」

チョコ「あ、うん。
ちょっと来客が来たから切るね。」

ピ────



チョコ「桃花ちゃん!どうだった?」


桃花「詳しい話は、部屋でします。」



そしてあたしと、桃花ちゃんが一緒に
階段を上がっていくと……。


チョコ「ギュービットさま!」

そこには、あたしのベットに寝転がりながら、『なかよし』を読む
ギュービットさまの姿が……。


ギュービット「あ…。
お、おかえり!」


おかえり!じゃ、ありませんっ!
なに自分は、ごろごろしてるんですかっ!


ギュービット「だって、
アイデアなんてもん、浮かばねぇんだもん。」


桃花「あのー……。」


だからといって、ごろごろしていい
理由にはなりません!

ギュービット「ちぇー」


全く……。いつもにも増して呆れます…。


桃花「先輩、お姉ちゃん!」

2人「は、はい!?」


桃花「もう、無視しないでくださいよ!」


チョコ「すいません……。」


桃花「もー……。
…まぁ、それはおいといて。
お姉ちゃん、先輩。見つかりましたよ。」


ギュービット「は?見つかったって何が?」


桃花「大形のぬいぐるみです。
2階の部屋に落ちていました。」


なんで、そんなところに…。


桃花「それで、探していたとき
大形を見つける作戦を思い付きました!」


さすがは桃花ちゃん!
あったま良い! パート2!
アイデアが思い付かないからって
ごろごろしてる、うちの性悪黒魔女とは
全然違います。


ギュービット「あたしだって、
その気になれば、アイデアなんて
山ほど出てくるからな!」


はいはい。さすがのあたしも、もう飽きました。
それで、桃花ちゃん
その作戦ってどんなのですか?

桃花「えっとですね……。」



桃花ちゃんの話は、いつものとおり
ギュービットさまと比べ物にならないほど、きっちりしていたので、
そのまま書き写すと…

一、今回は、魔界と人間界を繋ぐ正門から魔界へ行く。
二、それは、大形くんに気付かれないようぬいぐるみを付けるため。
三、それを明日の朝、土釜はやてくんのお店に入れるようをあたしに任せる。

と、いうもの。
しかしなぜ、あたしに任せるんですか?


桃花「あたしは、華童亜沼に交渉しておきますから、お姉ちゃんは、
先輩と一緒に土蒲はやてくんの店へ行ってほしいんです」














ということで、あたしはこの寒いなか
ゴスロリを着て、とぼとぼと、歩いているわけで……。

それと、ギュービットさまは、
「あたしも、ちょっくら用があるから
先行っててくれ」とのことです。


チョコ「あ、ここは……。」

気付けばここは、土釜はやてくんのお店。
看板は『三月うさぎの時計店』



チョコ「失礼しまーす……。」


はやて「いらっしゃいませー!」


チョコ「土釜くん……。」


はやて「ん?あっ、黒鳥さんじゃないですかー。」


は、はい。

はやて「どうです?お茶でも一杯?」


待ってましたっ!
いつもは有り難みがないですが
なかなか自分から言いにくいので
とてもありがたい!


桃花「お姉ちゃーん!」


チョコ「あ、桃花ちゃ…じゃなくて桃ちゃん。」


はやて「おや?そちらのお嬢さんも
お茶でも……。」


二回目なので結構です!
そしてあたしと、桃花ちゃんは
当の本人、土釜はやてくんを置いて
2階の「サンザシの茶室」へ。



ギュービット「よぉ!」

あ、ギュービットさま。

桃花「先輩、先に居たんですね。」


ギュービット「あったり前田のクラッカー!」



まぁ、そんなことはどうでもよく…。


ギュービット「って、おいっ!」




目の前には華童亜沼さんが居ますから
ギュービットさまのギャグで
華童亜沼さんが笑って遅らせたくないので
…ということで?


華童亜沼「ここから、通りなさーい」












魔界に着きました。



続く。

主 最後強引&土蒲はやてくんのキャラ崩壊のお知らせ。
次回はモラル・シュガーナさん、登場予定