二次創作小説(紙ほか)
- Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.65 )
- 日時: 2016/12/22 19:24
- 名前: 奈未 (ID: mXDJajPZ)
【2つのケーキ】
(特別クリスマス編)
京がふとス魔ホを開け、カレンダーを
見ると、何日か後になにか書いてある。
『ユールサバト』
ああ、そういえばそんなものもあった。まぁ、今の僕には関係ないけどね。
…それにしても、僕の計画は順調に進んでいる。
そしていつかは……。
モラル「京くーーーん!」
…ビックリした。なにかよう?
モラル「えー!もっと驚いてよー!
せっかくロリポップ・ココアのお菓子屋さんから、買ってきたのにー」
ロリポップ・ココアのお菓子屋さん…?
それって、もしかして……。
ぼくの予想は当たった。
モラルが、白い箱を開けると。
モラル「はいっ!青虫のブリュレ!」
う、うわぁ……。
モラル「どうしたの?
嬉しくないの?せっかく買ってきたのにー!」
大形「ぼ、ぼくは人間だからそういうのは、ね……。
というか、モラル。
なんで急にそんなもの買ってきたんだ?」
モラル「もうすぐユールサバトがあるでしょ! それで、人間界では
『くりすます』っていうのがあるらしいじゃん!」
大形「それで?」
モラル「もー。
京くんは人間界に住んでるんでしょ?
あたしより知ってるんだったら、察しくらいついてよー!!」
な…。
も、モラル…
モラル「え? あ、ご、ごめんなさーい!それだけはやめてー!」
大形「別になにもしないよ。
あと、その、あ、青虫のブリュレ。
さっさと、どっかにやってくれないか……。」
モラル「えー。美味しいのにー。
そんなこと言うと、あたしが食べちゃうよー!」
大形「別に良いけど。」
モラル「あー!もうっ!それじゃあ
食べちゃうからねっ!京くんには
あげないからねっ!」
大形「はいはい、さっさと食べれば。」
モラル「うー……。
…それじゃあ、何か食べたいのある?」
大形「別になにも要らないさ。
今はそんなことより、先を進めなければならないからね。」
モラル「もー!京くんのことなんか、知らないっ!」
そっと京くんの方を見ると、
全くあたしの方を見てない。
…でも、なにかあげたいなー。
あっ!そうだ!人間界のなら、文句は言わないよねっ!
あっちのはちょっと、い、嫌だけど、京くんのためだもん!
密かに、プレゼントを渡そうと決めたモラルだった。