二次創作小説(紙ほか)
- 孤独の研究者 ( No.24 )
- 日時: 2017/01/08 12:17
- 名前: りっくん (ID: PZ9Od3EC)
(崩星竜ブラックドラゴンに因りオレカ界は滅亡の危機に瀕していた、その最中、偶然ゲームセンターでオレカバトルをやろうとした影宮怪斗はオレカ界を救う真の勇者としてオレカ界に入り込み旅をしていた)
街でモデルの魔女キャミと出会い、不良たちから救い、街から出て行き新たな旅をしていた怪斗とヤコはとある朽ち果てた廃墟の研究所へと来ていた
怪斗「ずいぶんと薄暗れぇ研究所だな、何の研究をしてたのかは知らねぇがなげぇ年月を過ぎて何らかの原因で破棄されて廃墟になっちまったんだ」
ヤコ「何かお化けでも出てきそうだコン・・・うちお化け嫌いなんだコン・・・・」
怪斗「落ち着け」
怪斗はヤコを落ち着かせた
ヤコ「そ・・・そうだコン、幽霊何ているわけないコン・・・^^;」
ヤコは幽霊何てただの空想だと自分に言い聞かせた
すると、何かの音が聞こえて来た
怪斗「あ?」
ヤコ「何の音だコン・・・・?まさか・・幽霊・・・!?」
ヤコは幽霊が音を出していると思い込んだ
怪斗「んなわけねぇだろ、とにかく行ってみようぜ」
怪斗とヤコは音の出る場所へ行った、ヤコは怪斗の足の後ろに隠れて歩いている
怪斗「おいヤコ、歩きにくいぜ」
怪斗はヤコに文句を言ったが
ヤコ「だって怖いんだコン!」
ヤコは反論した
怪斗とヤコは音のする扉へ来た
怪斗「この扉の向こうから音がするぜ」
ヤコ「遂に来たコン・・・・とっても怖いけど勇気を振り絞って入るしかないコン!」
ヤコは勇気を出した
怪斗「じゃあ・・・開けるぜ?」
怪斗は扉を開けた・・・・・すると
ロボット「シンニューシャ!シンニューシャ!ハイジョ!」
突然巨大なロボットが姿を現しそう言うなり怪斗とヤコに襲いかかった!途端にヤコは悲鳴を上げて走り出そうとする
怪斗「ヤコ!」
男「コラ!ファイブ、また誤認識をしたな」
男はロボットに注意をした、良く見ると顔にガスマスクの様な物を付けている
怪斗「・・・?、俺は怪斗、影宮怪斗だ、お前は誰だ?何でこんな研究所に一人でいんだ?」
怪斗は男に自己紹介をした後問いかけた、男は
男「わしはカイス、しがない研究者だ」
男はカイスと言う研究者だった、そして、さっきのロボットが
ロボット「ワタシハ ロボ 5シキ デス サッキハ ゴサドウヲオコシ フタリ ヲ コウゲキ シテ スミマセン デシタ」
ロボットはカタコト語で怪斗とヤコに謝った
怪斗「何であんたはここにいんだ?」
カイス「わしはここで研究をしておる」
何とカイスは廃墟の研究所で研究をしていた
怪斗「何の研究をしてんだ?」
ヤコ「気になるコン!」
ヤコはいつの間にか戻っていた
カイス「おや、お譲ちゃんもいたのか、名前は何て言うんだい?」
ヤコ「うち、ヤコ!」
カイス「そうかそうか・・・プロト、この二人にご挨拶だ」
カイスが言うと、プロトと言う小さいロボットが出た
怪斗「おめぇさん、さっきも言ったが何の研究をしてんだ?」
ヤコ「教えてほしいコン!」
二人の問いかけにカイスはため息を付くと
カイス「わしは人造人間やロボットを作る研究をしておる」
怪斗「なるほどな・・・・」
ヤコ「どうしてそんな事をしてるコン?」
カイス「わしはずっと孤独でな・・・分かち合える人はおらんかった、そこでわしはロボットや人造人間を作り、家族や分かち合える人を増やしていった、だが、それが悪魔の誘惑を呼んでしまった」
怪斗「何でだ?ロボットとか作るのに何で悪魔の誘惑っつーのが来るんだよ?間違えはねえと思うぜ?」
カイス「そうかも知れんな、だが、わしはロボットや人造人間を作って
いる内に死者に命を与えると言う間違いな研究をしてしまったのじゃ・・・」
ヤコ「そうだったんだコン・・・」
カイス「振りかえってみれば、恥をかき尽したものじゃ・・・」
怪斗「そんな事ねえと思うぞ?」
怪斗がカイスに反論した
カイス「何?」
怪斗「死者に命を与えるのは間違えなんかじゃねえよ、誰もがそう思ってる夢だろ、それが間違いだ何て俺は思えねえぜ」
カイス「・・・・・・・」
怪斗「大体、何でそれが悪魔の誘惑に繋がる?おめぇさんのやり方は正しいはずだ、それで人を繋ぐ優しさを生みだしたのはあんただろ?」
カイス「・・・・・・」
怪斗「何で死者に命を与える事が悪魔の誘惑なんだ?まぁ確かに場合に因っちゃそうかも知れんが、お前さんは死んだ奴が蘇るって夢を叶えた人だ、あと、機械に命を与えてんだろ?」
カイス「助言をしてくれてありがとうよ・・・話は変わるが、機械に命を吹き込むのは正しい事なのか・・・」
カイスの言葉に怪斗は気付いた
怪斗(俺は自殺をして死ぬはずだった、だが、怪物に生まれ変わって今を生きてる、正しい事なのか・・・?分からねぇ)
怪斗「そんなことは正しい事だ、命を与えてんだろ?命を」
怪斗「まぁ、俺的には蘇生するより命より、死者の命を継いで生きている人の方がどんなに良い事か分からねぇ」
ヤコ「うちもそう思うコン、死んだ人の命を継いで生きる方が正しいと思うコン」
カイス「そうか・・・二人の言う事は正論だ、死者を蘇らせる研究は止める事にしよう・・・・」
ヤコ「良かったコン!」
怪斗「じゃあ、俺達はもう帰るぜ」
カイス「そうか、今日はありがとう、君たちのおかげで心を入れ替える事が出来た」
ロボ五式「サヨウナラ」
ヤコ「さよならだコン!」
(研究者カイスに出会い心を改めさせた怪斗、次はどんな場所へ行き、どんなモンスターに出会うのか、そして 崩星竜ブラックドラゴンを倒す事が出来るのか?)