二次創作小説(紙ほか)

水の旅館 前編 ( No.45 )
日時: 2017/01/17 20:48
名前: りっくん (ID: PZ9Od3EC)

(崩星竜ブラックドラゴンに因りオレカ界は滅亡の危機に瀕していた、その最中、偶然ゲームセンターでオレカバトルをやろうとした影宮怪斗はオレカ界を救う真の勇者としてオレカ界に入り込み旅をしていた)


怪斗とヤコは水の村の旅館に泊まっていた


怪斗「1泊二日で頼むぜ、客は俺とヤコの2名だ」


怪斗は受付で受付をしていた、1泊二日をするらしい


アメト「分かりました!二名様の一泊二日ですね、部屋は三○五号室です!鍵をどうぞ」


受付のアメトは怪斗に鍵を渡した、その頃ヤコは


ヤコ「凄い綺麗だコン!」


旅館中を見渡していた、ロビーは体育館みたいに広く、天井は金箔を貼られていて月の光が燦々と降り注いでいるように見える、フロアには大きなサイズのいかにも高価そうなソファが並び、その間に観葉植物の鉢が気前よくたっぷりと配されていた、天井に付いているシャンデリアの光は金色で美しく、壁には薔薇の模様が刻まれており、絨毯は水の様に青かった


怪斗「ヤコ、部屋に行くぞ」



怪斗がヤコに行くように言った


ヤコ「分かったコン!楽しみだコン♪」


ヤコはうきうきして怪斗に付いて行った、二人は階段を上り部屋に行った、階段は赤茶色で美しい感じがする


怪斗「着いたぜ、この部屋だ」


怪斗が戸を開けた


ヤコ「わあああああ〜・・・・!」


ヤコは目をキラキラさせて部屋を見た、部屋の中は和室で壁には筆で 


水神様


と書かれていた、窓を開けると中庭があり美しい、真ん中にはちゃぶ台がある


怪斗「思ったより普通だなおい」


しれっと怪斗は言った、確かに普通だ、現代で言う安物の旅館だろう


ヤコ「まぁ確かにそうかもだコン、でも凄い広いコン!あ!布団だコン!」


ヤコは押し入れにしまわれた布団を見つけて勝手に出した、布団は整理整頓で畳まれており、枕が置いてあった


怪斗「おいおい勝手に出すなよ」


怪斗が注意した


ヤコ「あ!ごめんコン、つい出しちゃったコン」


ヤコは謝った


ヤコ「あぁお腹空いたコン・・・・・」


ヤコの言葉を聞いた怪斗は


怪斗「言うかと思ったぜ、おめぇの為に菓子買って来てやったぜ」


怪斗はお菓子を出した


ヤコ「わあ!ありがとうだコン!頂きますコン!」


ヤコは食べようとしたが


怪斗「おい待て、食っても良いがあんま喰い過ぎんじゃねえぞ?晩飯があんだぞ」


怪斗が食べ過ぎを注意した、今は7時半だ、もう少しで夕飯なのにお菓子を食べるヤコは確かに良くない


ヤコ「あ、ごめんコン、ついつい食べ過ぎてしまう事があって・・・」


ヤコは照れて言った、そしてヤコはお菓子を食べた


ヤコ「美味いコン!あれ?怪斗さんは食べないのコン?」


ヤコはお菓子を食べない怪斗に言ったが


怪斗「おめぇの為に買ったんだからおめぇが食え、俺はいらねぇ」


怪斗は乞食を断る如く無愛想な口ぶりで言った、彼は怪物に生まれ変わって以来無愛想で誰に対してもそっけない態度で接するようになってしまっていてひんやりと冷めた口ぶりだった、だがヤコは彼が怪物である事は知らない


ヤコ「何でコン?そんな冷たい事言わないで一緒に食べようコン!うちの為に買ってくれたのは嬉しくて美味しいけど一緒に食べた方が美味しいコン♪」


ヤコは一緒に食べようと言った、ヤコは明るく優しい性格で怪斗を慕い彼と旅をした仲間だ、ヤコは少しでも怪斗の役に立ちたいと言う思いで彼を誘っているのか、悩んでいる兄を思いやる妹の様だった


怪斗「・・・・・・・・」


怪斗はヤコの顔をじっと見た、そして彼の無愛想な所々に彼女の句読点のように小さく挟む彼女の優しさが彼の性格に伝わったのか


怪斗「(ため息をつき)・・・・しょうがねぇ、晩飯までもう少しだが俺も食う事にするぜ」


怪斗はヤコと食べる事にした、ヤコの思いが伝わったらしい


ヤコ「わーい!嬉しいコン!一緒に食べれたコン!」


怪斗「分かった分かった、早く食おうぜ」


ヤコ「うん!あ!このお菓子半分子して食べようコン!」


怪斗「へいへい」


(二人は仲良くお菓子を食べたのだった・・・・)