二次創作小説(紙ほか)
- 水の旅館 中編 ( No.46 )
- 日時: 2017/01/28 16:27
- 名前: りっくん (ID: PZ9Od3EC)
(崩星竜ブラックドラゴンに因りオレカ界は滅亡の危機に瀕していた、その最中、偶然ゲームセンターでオレカバトルをやろうとした影宮怪斗はオレカ界を救う真の勇者としてオレカ界に入り込み旅をしていた)
怪斗とヤコは水の村の旅館に泊まっていた
怪斗「ん?もう夜の8時か、飯の時間だぜヤコ」
怪斗が時計を見てヤコに言った、時計の短い針は8を指している
ヤコ「あ!ほんとだコン、お菓子食べるのはもうやめるコン」
ヤコはお菓子の入った袋をしまった
怪斗「来たぜ」
怪斗の声と共に従業員のウサヌシが飯を運んでちゃぶ台に乗せた
ヤコ「わぁ〜!」
ヤコはちゃぶ台に乗った飯を見て感激した、鋏竜ザリガリオンの4本の腕をまるごと乗せた刺身、そしてクラーケンの足を焼いたイカ焼き、更にプチクラブとカニタラバをそのまま揚げた唐揚げが盛りつけられていた
怪斗「・・・ほとんどが海の幸の喰い物じゃねえか、野菜全然ねぇな」
ウサヌシ「すいません・・・・水の村はほとんどが水族の物ばっかでして・・・・」
ウサヌシが苦笑いして怪斗に謝罪する
怪斗「あ・・・・そうなのか・・・・どうりで水の村って名前なわけだ、そのまんまだけどよ」
ヤコ「大丈夫ですコン!うち海の幸の食べ物が大好きだコン!」
ヤコは全然大丈夫らしい、食べれる物は何でも良いようだ
ウサヌシ「水を置きますので飲みたい時にどうぞ!食べ終わったらこちらから下げますので!それではごゆっくり」
ウサヌシは出て言った
怪斗「さて、食ったら風呂入って寝るぞ、明日は行くの早ぇんだからな」
ヤコ「じゃあ・・・・いただきますコン!」
二人は晩飯を食べた
ヤコ「美味いコン!やっぱり美味しいコン!」
ヤコは喜んで食べた、カニタラバの唐揚げを夢中で頬張って食べている、リスがドングリを溜めて食べるかの様だ、怪斗は落ち着いてクラーケンのイカ焼きを食べている、大食いの娘と小食の男が食べるようだ、二人はちゃぶ台をはさんで向かい合って夕食を食べた。会話は一様した、怪斗とヤコはまるで父と娘がレストランで何かを食べているみたいだった、時間が過ぎて行くのち、二人は完食した
怪斗「ごちそうさまだぜ」
ヤコ「ごちそうさまだコン!美味しかったコン!」
ヤコが喜んでいる中、怪斗が
怪斗「良かったな、さて風呂に入ろうぜ」
怪斗が風呂に入る様に言った
ヤコ「分かったコン!行きたいコン」
怪斗とヤコは風呂場に行った、男湯と女湯がある
ヤコ「あ・・・・ここで離ればなれだコンね」
怪斗「大丈夫だろ、混浴すりゃいい話だ」
ヤコは背が小さい為他の客から二人を見たらどっからどう見ても娘と父親にしか見えない、なので混浴すれば離れる問題はない
ヤコ「そうだコンね、よし!入るコン!」
ヤコは勝手に走って服をしまう場所に走って行った
怪斗「おい待て俺を置いてくんじゃねえ」
ヤコに続いて怪斗が行く、ヤコは服を脱いで中へ入れていた
怪斗「俺はサウナ行ってるからお前は好きなとこ入れ」
怪斗はそう言いながら服を脱ぎ、風呂場へ入って行く
ヤコ「あ!待ってコン!置いてかないでコン!」
今度はヤコが怪斗に置いてかれそうになった、そして二人は風呂に入った
ヤコ「うーん!気持ちいいコン!」
ヤコは風呂に入って気持ち良さそうげだ、それに対し、怪斗は
怪斗「・・・・・・・」
一人サウナに入っていた
ヤコ「よし、頭と体洗うコン」
ヤコは風呂からあがり頭と体を洗った、そして怪斗は
怪斗「一旦出るか」
怪斗はサウナから出て水風呂へ入った
ヤコ「頭と体洗い終わったコン!また湯船に浸かるコン♪」
怪斗「よし・・・・またサウナに入るか」
怪斗は水を浴びて再びサウナに入った、行動すらまるでそっくりだ、ヤコと怪斗は風呂からあがりタオルで体を拭き服を着る、まるで旅館に来た父と娘の様だ、怪斗が頭を拭いている時だ、突然ヤコが
ヤコ「あの〜・・・怪斗さん、コーヒー牛乳飲みたいコン」
ヤコがコーヒー牛乳を飲みたいとせがんできた、怪斗は
怪斗「しょうがねぇな、おら」
怪斗は100円を上げた、ヤコは100円を受け取るとさっとコーヒー牛乳が売られている自動販売機に近寄り100円を入れる、途端に自動販売機が作動した、ヤコはボタンを押してコーヒー牛乳を2個買って1個怪斗に渡した
ヤコ「はい!怪斗さんも飲もうコン!」
ヤコが笑顔で怪斗に渡す、怪斗は
怪斗「ん?あぁ」
ヤコの渡したコーヒー牛乳を受け取る、ヤコと怪斗二人はふたを開けてコーヒー牛乳を飲んだ、うん、やっぱり美味い、風呂上がりに飲むと異常に美味しい
ヤコ「ぷはぁー!!やっぱ風呂上がりのコーヒー牛乳はめっちゃ美味いコン!」
怪斗「寝る前にトイレ行っとけよ?」
怪斗がまるで親のように言う
怪斗「おら、部屋行って寝るぞ」
ヤコ「あ・・・・ちょっとうちトイレ行っていいコン?先行っててコン」
ヤコが早速トイレに行きたがっている、全くこいつと来たら
怪斗「分かった、先部屋行ってるからな?」
ヤコ「うん、分かったコン」
怪斗は部屋へ行ってヤコはトイレに行った、まるで別々の道をたどっている様に見える、怪斗は階段を上り廊下を渡って部屋へ行った、怪斗とヤコの部屋は3階にある、手に鍵を持ちドアノブの鍵穴に鍵を入れてロックを解除して部屋に入る、ヤコはトイレで用をたし終わり、部屋へ戻った
怪斗「さて、布団出すか」
怪斗は押し入れを開けて布団を1枚出して引いた、そして掛け布団を掛け、枕を置いた、そしてヤコが入って来る
ヤコ「あ!怪斗さん!布団出してくれたんだコン、ありがとうだコン」
ヤコは怪斗に礼を言う
怪斗「じゃあ電気消すぜ」
ヤコ「お休みなさいコン」
ヤコは掛け布団に包まって言った、そして怪斗が電気を消した
(水の旅館で夕飯を食べて風呂に入った怪斗とヤコ、二人は仲良く就寝するのだった)