二次創作小説(紙ほか)
- 囚われた者達と野郎ども part4 ( No.72 )
- 日時: 2017/02/22 20:06
- 名前: りっくん (ID: PZ9Od3EC)
(崩星竜ブラックドラゴンに因りオレカ界は滅亡の危機に瀕していた、その最中、偶然ゲームセンターでオレカバトルをやろうとした影宮怪斗はオレカ界を救う真の勇者としてオレカ界に入り込み旅をしていた)
怪斗 ヤコ ディアノーグエースの3人は5人目のノワール伯爵の手下を倒すため神獣の城の地下道へ来ていた
怪斗「ここは城の地下道の様だぜ」
怪斗が暗黒殺傷剣を構えて言った、地下道はかなりじめじめしている、この地下道は一体何mぐらいあるのだろうか。少なくとも明るくない、もっと深い谷底の如き道だ
ヤコ「何か出てきそうだコン…」
ヤコは暗い所は苦手なのか怪斗に寄り添って歩いている
すると
ディアノーグエース「うおっ!何だ!?」
突然ディアノーグエースが声を上げた
怪斗「あ?」
よく見ると黒い影が魔物のように飛び回っている
ヤコ「な・・・何だコン!?」
怪斗「コウモリか?地下道に居付いてんのか」
怪斗の言う通り影の正体は大量のコウモリだった、コウモリの群れが、魔法のジュウタンのように地下道の天井を渡る、その姿はまるで暗闇に潜む異形の何かの様だ
怪斗「落ち着けヤコ、コウモリは集団で飛ぶ習性がある、異形の影に見えるのは、コウモリ達が身を守るために飛んでいる為だぜ」
怪斗の言葉を聞いたヤコは
ヤコ「あーっ!!怪斗さん!コウモリ達が!」
急に叫んだ、何とコウモリ達が怪斗達目掛けて襲いかかってくるではないか!
怪斗「避けろっ!」
怪斗が叫んで3人は避けた、大勢のコウモリが津波のように襲いかかって来る、怪斗達はすかさず避けたが、避けても避けても疾風のごとく襲いかかって来る、3人がコウモリをいなすようだ、
怪斗「きりがねぇな、おらっ!」
怪斗は暗黒殺傷剣をコウモリ達に突いた、コウモリ達の腹に暗黒殺傷剣の先が当たる。力を加えると、表皮に先がめり込んでいく。腹直筋を切り、毛細血管、神経を割く。暗黒殺傷剣が肉を破り、穴を空ける、途端にコウモリ達は連鎖運動をするように消えた
ヤコ「さすが怪斗さん!やっぱり強いコン!」
ヤコが思わず歓声を上げる、すると
???「へぇ、やる様ね」
突然コウモリが消えた所から謎の女が姿を現した
怪斗「誰だてめぇは?」
???「私はナスタシア…ノワール伯爵の側近にして最高幹部の者…」
女の名前はナスタシアだった、彼女はノワール伯爵の側近の女性だった
ナスタシア「貴方達はノワール伯爵の計画をやめさせようとしているt事はお見通しです、ここから先へは行かせませんよ」
ナスタシアは押し切った声で怪斗達に言った
ディアノーグエース「なら、力づくで通るまでだ!」
怪斗「おいおい、勝手に向こう見ずな事をするなよ」
ディアノーグエースは勝手にナスタシアに立ち向かった、彼は意外と向う見ずな一面があるのか、だがナスタシアはとっさに避けてディアノーグエースに飛びかかって来た
ディアノーグエース「くっ!」
ディアノーグエースはすかさず避ける
ヤコ「えいっ!」
今度はヤコがナスタシアに攻撃しようとした、だがナスタシアは何なくかわしてしまう
ナスタシア「今度はこちらの番ですよ」
ナスタシアは催眠術師のような話し口調と共に不気味に三角眼鏡を輝かせると振り子を出して降り始める
ディアノーグエース「何だ?何を仕掛けて来る気だ?」
ディアノーグエースが警戒する
ナスタシア「フフフフフ・・・・」
ナスタシアが気味悪く笑う、すると
ディアノーグエース「何だ…体が動かない…眠い…」
何とディアノーグエースが眠気を訴えたではないか、体もよろめいておりまるで催眠術に罹ったようだった
怪斗「催眠術か」
怪斗が呟くと
ナスタシア「その通り…私の得意としている事は催眠術です、今この竜に掛けた催眠術は眠くなる催眠術…」
ヤコ「汚いコン!」
怪斗「無理に挑発しねぇ方が良いぞヤコ」
怪斗がヤコに親の様に注意する
ナスタシア「フフフ…もう終わりにしましょう、チョーサイミンジュツ!」
ヤコ「くっ!」
ヤコは悔しくて奥歯を噛んだ。奥歯を砕いてしまいたかった、まさか催眠術を使う自分がこんな奴に催眠術に罹られてしまうとは、すると
バシィ!
突然凄まじい音がした
ナスタシア「うっ!」
途端にナスタシアがうめき声を出してうずくまる
ヤコ「今の攻撃は・・・・まさか!」
そのまさかだった、そう、攻撃した音の正体は、怪斗だった
ヤコ「怪斗さん!!」
何と、我らが怪斗がナスタシアに奇襲をしたのだ、怪斗は物影に隠れてナスタシアのタイミングを見逆らい暗黒殺傷剣をブーメランの如くナスタシアにぶん投げた、暗黒殺傷剣はグルグルと円を書くように回転見事ナスタシアの脳天に直撃したのだ!
ナスタシア「ううっ・・・!」
暗黒殺傷剣が脳天に当たった、ぐらりと視界が回転して、平衡感覚が狂い視界が乱れる
怪斗「今だっ」
掛け声と共に怪斗が飛び上がる
ナスタシア「はっ!」
平衡感覚を取り戻したナスタシアは焦った、だがもう遅い
怪斗「呪…杖…暗黒殺傷剣ッ!」
鋭い声と共に怪斗は暗黒殺傷剣でナスタシアを勢い良くぶった切った
ナスタシア「ガッ・・・」
うめき声と共にナスタシアがどっと倒れた
ナスタシア「馬鹿な・・・何故あなたは催眠術に罹らない・・・!」
怪斗「あんた、催眠術は思いこまなかったら効かん物だぜ、俺は暗示とか思い込む事はしないんでね・・・だから催眠術に掛からなかったのさ、人をすぐに催眠術に罹るって思ってんじゃねえよ、お前の方が催眠術に罹ってんじゃねえか、舐めてっとえれぇ目に遭うぜ」
怪斗が鋭い正論を言った、確かに怪斗の言うとおりだ、催眠術は暗示に因って起こる事だ、思い込まなかったら催眠術は起こらない、彼は暗示を信じないためだから催眠術に掛からなかったのだ
怪斗「俺の言いたい事はこれだけだ、俺は催眠術は信じねぇぜ」
ヤコ「ディアノーグエースさんは暗示に罹った、だから眠ったんだコンね・・・」
ディアノーグエース「私は暗示に罹っていたのか・・・・、四天王として恥だ」
3人の言葉を聞いてナスタシアは沈黙した
怪斗「さて、最後の敵倒しに行くぞ」
ヤコ「うん!」
ディアノーグエース「あぁ!」
怪斗達はナスタシアを倒し催眠術の暗示を教えた、次の手下は宿敵のノワール伯爵だ、果たして怪斗達はノワール伯爵を倒し神獣の城を救う事が出来るのか!?