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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.107 )
- 日時: 2017/10/15 22:05
- 名前: 彩都 (ID: ZFLyzH3q)
そして何とか大きな扉の前に到着する。ふむ、結構大きいな、魔理亞の手で開けられるだろうか? 自分はそう思いながら、右側の扉を開ける。すると其処にはとても広い部屋があった。部屋には大きな机があり、大きな机の上には大小様々な料理が乗っている。
「へぇ……たかが外来人の為にこんな事をするなんてな……レミリィも随分柔くなったんだな」
「ふぅん? あのレミリィがぁ? それはちょっと思えないなぁ」
「何が思えないのよ?」
自分と魔理亞の会話に割って入る存在、その存在はレミリィ本人だった。後ろにはプランドールが赤い液体を飲んでいる。
「こんにちわぁ、輪廻ぇ? このパーティ、楽しんでねぇ?」
「あ、あぁ……それにしてもプランドールは何を飲んでいるんだ?」
「私ぃ? 私の飲んでいるのぉ? これの事ね? これは『ワイン』という飲み物よ、一回飲んだら、分かるわよ?」
そう言って、飲みかけのワインを手渡すプランドール、だが肉体が『まだ飲んではいけない!』と警報を鳴らし、自分は首を振る。
「い、いや、いいよ。今はそんな気分では無いから……」
「あら? そうなのぉ? それは残念……でも、このパーティは楽しんでねぇ?」
プランドールはそう言って、レミリィの背後から消える、一体何処に消えたのか? 自分はそう思いながら首を傾げる。
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