二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方奇妙譚 ( No.11 )
日時: 2017/02/26 22:46
名前: 彩都 (ID: J1W6A8bP)  

「お、おい、どうしたんだ輪廻!?」
 そう言って魔理亞が自分に言う、自分は魔理亞に助けを求める。
「魔理亞、突然自分は謎の男性に殴られた、今その男性を探しているんだが見付からないんだ、一緒に探してくれないか?」
「お、おう、分かったぜ。でも何処に居るんだ?」
「それが分かれば十分だよ。だけど『見つけられない』んだッ! まるで『透明人間』の様なッ!」
 自分がそう言った瞬間、魔理亞の左頬が殴られる、相手の拳の形が左頬から判断出来た。だけどどうやって殴っているんだ!? 自分はそう思いながら魔理亞の左頬を触る。
「いってぇ!」
「だ、大丈夫か魔理亞!?」
 自分は魔理亞を抱き締めながら周りを確認する、一体何処から攻撃しているんだ!? 遠距離攻撃か!? だけど遠距離攻撃なら、『拳の形ははっきり見えない』筈だ、一体どうやって『攻撃』を……ッ!?
「うぅ……痛いなぁ」
「大丈夫かい、魔理亞? 魔理亞は木の幹に凭れて寝ててよ?」
 自分はそう言って魔理亞を木の幹に凭れさせる、魔理亞は今の所、痛みで動けない、今動けるのは『自分』のみ! 『自分が自分の身と魔理亞の身を守らなくてはならない』ッ! 自分はそう思いながら見えない敵を探す──一体何処に隠れているんだッ!? 自分は荒い呼吸をしながら周りを見渡す──