二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方奇妙譚 ( No.113 )
日時: 2017/10/22 21:57
名前: 彩都 (ID: 5VUvCs/q)  

 自分は静かに息を吸って、両手を確認する。と、とりあえず、『肩は動く、だが腕全体は動かない』……『そう思っている』と、さとりが口を開く。
「あれっ? 何故か口が開く……?」
「そりゃそうよ、『口を閉じる』って案外大変なんだから?」
 巨乳な女性はそう言うと、静かに口の端を歪ませながら言う。
「私の名前は小見 古海(おみ ふるみ)、アンタが追う『あの人』が作った『四天王』の一人!」
「!?」
 四天王だと!? 何なんだそれは!? 自分は『そう思い』ながら巨乳な女性──基、小見古海を見つめる。そして、自分は言葉を発す。
「お前……!」
「あら? 怒っちゃった? でも、私の『スタンド』能力には勝てないから無駄よ?」
「煩い! それは分からない!」
 自分が小見古海にそう言うと、レミリィが静かに言う。
「輪廻……実は私の両手も動かないわ。だから、相手の『スタンド』能力は相当幅広い、と考えられるわ」
「お、おぅ……」
「あら? そこのおチビちゃん、中々良い発想ね?」
 小見古海がそう言った瞬間、一瞬、しん、と静かになり、咲夜の眼光を感じる。そして『レミリィが左腕を上げて、指を鳴らす、すると小見古海の首に咲夜のナイフが当たる』、その状況に自分は驚愕してしまう。
「…………咲夜、やっちゃいなさい?」
 レミリィの言葉を聞いて、咲夜は静かにナイフを小見古海に放つ──