PR
二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.117 )
- 日時: 2017/10/29 22:43
- 名前: 彩都 (ID: tVX4r/4g)
『東方奇妙譚』 第二十一章 デリート・メモリーズ
自分こと、周理輪廻は呑気にジュースを飲んで、色々なメンバーが集まるのを待機していた。すると、目の前に一人の女性が現れる。服装は胸の所に紐をクロスさせている黒っぽい格好だ。そして見るからに『尼』って雰囲気がする。そんな事を思っていると、その女性が自分に近づいてくる。
「え、えーと……貴方が周理輪廻、さんですか?」
「えぇ、如何にも。貴方は?」
「あっ、申し遅れました! 私は『命蘭寺(みょうらんじ)』の尼、聖 白蘭(ひじり びゃくらん)と申します、以後お見知り置きを」
そう言って尼こと、聖白蘭が会釈する。自分も立ち上がって、同じ様に会釈する。すると出入り口から色々な存在が現れる。すると白蘭が大声で言う。
「あっ、こっちですよー!」
「ん? あ、姐さんだ」
そう言って、青い袈裟を被った女性が現れる。手には金色の輪を持っている。
「こんにちわぁ、私、雲居 七輪(くもい しちりん)って言うの、宜しく。えーと、周理輪廻君?」
「あっ、はい……」
自分はそう言って右手を指し出す雲居七輪に向かって、右手を出し、握手をする。何だろう……? 芸人集団っぽく感じてしまう。自分はそんな事を思いながら、七輪以外のメンバーを見つめる──色とりどりだなぁ。
PR