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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.119 )
- 日時: 2017/10/29 22:45
- 名前: 彩都 (ID: tVX4r/4g)
「は、初めまして! わちき! じゃなかった、私、多田良 小傘(ただら こがさ)と申します!」
「お、おう……中々元気な女の子だなぁ」
自分はそう言って、空色のような薄い色の服装をした少女、多田良小傘と握手する。そしていきなり小傘は自分を驚かせてきた。
「驚けー!」
「へっ?」
「お、驚かなかった……!」
「え、えーと……?」
不思議そうに小傘を見つめていると、七輪がフォローする。
「え、えーと……小傘は驚かせる妖怪なんだよ、だから、驚いてやってくれないか?」
「あっ、そうなのか……ってか、妖怪? そういや、あまり見た事が無かったな……」
自分がそう呟いて、息を吸い、息を吐いて、静かに驚く。
「うわっ、驚いた」
「えっ……!? ホント! やったぁ!」
「なっ?」
「あ、あぁ……」
何なんだあの喜びようは……? 何か可愛いな。自分はそう思いながら水蜜の後ろで両指をつんつんしている金髪に黒のメッシュがかかっている女性に声を掛ける。
「え、えーと、どうかしたんですかぁ?」
「あっ! いえ……私も自己紹介しないとなぁ、と……」
そう言いながら顔を赤らめる、一体何故顔を赤らめているのだろうか? 自分はそう思いながら首を傾げる──彼女の名前は何なのか……? 自分には分からない──
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