二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.123 )
- 日時: 2017/10/29 22:53
- 名前: 彩都 (ID: tVX4r/4g)
「大丈夫ですか!?」
そう言って、咲夜が現れる、だが、自分は『大丈夫だ』と返答する。
「えぇ、大丈夫です……此方も怪我は一切無いです」
「そ、そうですか……それでは、ごゆっくりと、パーティーをお楽しみ下さい」
咲夜は会釈して、その場を離れる──ほっ、今回は安心した、そう思いながら自分は白蘭に頭を下げる。
「今回は有難う、助かった」
「いえいえぇ? だって、主役が傷だらけって……可笑しくないですかねぇ?」
「えっ? あぁ、まぁ、そうだけど……」
自分がそう言うと、七輪が言う。
「とまぁ、あのメイドに言われた通り、私達も楽しみませんか姐さん? 目の前にはこんなに美味しそうな料理がある、それを目前として、据え膳食わぬってのは、色々と可笑しい気もするので?」
「ま、まぁ、それもそうですね……今日だけですよ!」
白蘭がそう言うと、七輪達が喜んでいた。
「やったぁ! 酒飲み放題!」
「で・す・が、飲み過ぎ食い過ぎには注意して下さいね?」
「は、はい……」
七輪はそう言って、冷や汗を掻きながら、料理を皿に盛り付ける──すると白蘭が言う。
「実は彼女達は『妖怪』なんです、『妖怪』といえば『人を食べる』印象がおありでしょうが、彼女達は『人肉以外を食べている』んです、と言う事は『妖怪でも人肉を食べなくても済む』と言う事、私は人間、妖怪、両方が喜ぶような幻想卿にしたいんです……だから、出来れば、輪廻さんも協力してくれたらなぁ、と……」
そう言う白蓮に対し、自分は静かに返答する。
「どうでしょうね? 無意識の内に協力しているかもしれないし、協力していないかもしれない、それは他人の目で見ないといけませんが……まぁ、出来る限りは協力しますよ?」
自分はそう言って、横に寝転がっている、大岡友井を見つめる。コイツから、色々聞かなければ……!