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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.128 )
- 日時: 2017/11/19 22:10
- 名前: 彩都 (ID: GbhM/jTP)
「ねぇねぇ、御主人様?」
「なぁに?」
「御主人様のお友達はぁ?」
「あぁ、あの娘ね。あの娘は此処には来れないの。ちょっと月を侵略しているから……」
んっ!? 今『月を侵略している』とか何とか聞こえたが……自分の空耳だよな……? そんな事を思いながらクラウンパースが自分に近づいて言う。
「あっ! そうだ! 周理輪廻さんに会いたい人が居るんだって?」
「おい? この流れ、感じたくないんですけど?」
「それでは、吉田さん、登場ぉ!」
そう言って、自分の意見を聞かずに吉田さんと呼ばれた人はクラウンパースの手に引っ張られて登場する。
「あ、アハハ……『スタンド』使いの吉田 晦冥(よしだ かいめい)と申します、囲碁お見知り置きを?」
「えっ……!?」
本当に『スタンド』使いじゃないか! 自分はそう思いながら焦る。そして自分も『スタンド』を出して、吉田晦冥を睨む。
「おい、もしも攻撃してみろ? 逆に攻撃し返す!」
「いえ、『もういいんです』、『準備は完了した』ので」
「はぁっ? 準備は完了……?」
自分がそう言った瞬間、自分は『横に滑った』、『何も無い』のに……!
「な、何だこれ……!?」
「これが私の『スタンド』能力、『足元を滑らせる』能力! さぁ、立ち上がれずに困れぇ!」
「ぐっ……」
まさか『立ち上がれなくする』能力か……! 自分はそう考えて、一気に息を吸う──
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