二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方奇妙譚 ( No.129 )
日時: 2017/11/19 22:10
名前: 彩都 (ID: GbhM/jTP)  

「でもなぁ……『スタンド』は浮いているから意味がねぇ!」
 自分はそう言って、『スタンド』を前に飛ばす。だが、吉田晦冥の目の前に大きな壁が現れる。
「フフフ……甘いわね! 私の『スタンド』は『スライム』! だからアンタの攻撃なんか簡単に受け止められる!」
「なっ……!?」
 まさかの『スタンド』の形に自分は驚愕するしかない。だが、自分の目の前にヘカーティア、プランドールが現れる。
「甘かったね……私達『幻想卿』の存在は『浮ける』んだよ? だから貴方の『スタンド』能力は『無駄』!」
「そうねぇ? 私は『神様』だから浮けるし? だから『無駄』よ?」
 そう言って、二人の蹴りが吉田晦冥の顔、腹に当たる──な、何とか助かった……自分はそう思い、吉田晦冥が気絶した事を遠目で確認し、ゆっくりと立ち上がる。そしてヘカーティアが言う。
「全く……パーティーなのに、何でこんな面倒な事に巻き込まれるのかしら?」
「そうね……ってか、輪廻って、トラブルメーカーなの?」
「あ、アハハ……」
 全くもってプランドールの言う通りですし、何かすみませんヘカーティア……自分はそう思いながら心の中で謝る。そして自分は縄を用意し、吉田晦冥の手足を拘束し、吉田晦冥から『あの人』の話を聞く事にする──