二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方奇妙譚 ( No.14 )
日時: 2017/02/26 22:49
名前: 彩都 (ID: J1W6A8bP)  

「これが『自分の』だったらよぉ……」
 自分はそう言いながら謎の男性に近付く、謎の男性は自分が近付くと後退りして逃げる。
「自分は手を汚さずに攻撃出来るじゃねぇかぁ!」
 大声を荒げると謎の男性は『ひぃぃぃッッ!』と叫んで顔を隠す。自分は鉄鎧を纏った見た目の『何か』を操ってみる、まるで自分の手足の様に動く『何か』に対し、自分は謎の男性を鉄鎧を纏った見た目の『何か』で攻撃する。
「これはぁ! 魔理亞の分だァァァ!! 修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅ァァァ!!」
 自分が謎の男性を指差しながら鉄鎧を纏った見た目の『何か』の拳のラッシュと共に叫ぶ。そのラッシュに対し、謎の男性は防御出来ずに顔面、胴体で拳のラッシュを受ける。
「まだだ! これは自分の分だぁ! 修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅ァァァァァァ!!」
 一拍置いてもう一度拳のラッシュをぶつける自分に対し、謎の男性は完全にボロボロになっていた、だが自分はまだ止めない。
「そしてこれが魔理亞と自分の痛みの分だァァァァァァァァァ!! 修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅修羅ァァァァァァァァァ!!」
 自分の最後の拳のラッシュに対し、完全に謎の男性は伸びていた、流石にやり過ぎたかな? と思いながら自分は鉄鎧を纏った見た目の『何か』を動かして、謎の男性のポケットから財布を取り出す、そして自分は中身を確認する。
「英田採光(あいだ さいこう)、19歳、か。」
 自分はそう言って、免許証を見る。成程な、自分はそう呟いて財布に免許証を直し、魔理亞を起こす、その時には鉄鎧を纏った見た目の『何か』は消えていた、自由に出し入れが可能なのだろうか? と思いながら魔理亞は起きる。
「……ん? あれ? 私は?」
 魔理亞がそう言うと自分が笑いながら言う。
「魔理亞がキノコを食べてぶっ倒れたじゃないか、本当気をつけてよ?」
 自分はそう言って魔理亞を背負う、魔理亞は自分の頭をポカポカと殴るがあまり痛くないので、そのまま背負いながら前に進む。とりあえず、博礼神社に戻ろう、そう思いながら溜息を吐く。
 鉄鎧を纏った見た目の『何か』、謎の男性──基英田採光──が『俺の『力』』と言っていた、一体何なんだ、この『何か』は? 自分は密かに考える──