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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.15 )
- 日時: 2017/02/26 22:49
- 名前: 彩都 (ID: J1W6A8bP)
「全く輪廻! 勝手に動くなよ! そっちに行ったってオトギリソウはねぇよ! ちゃんと私に付いて来ればオトギリソウは見つかるんだよ!」
魔理亞が自分に叱る、自分は魔理亞の前で正座をしながら魔理亞の怒鳴り声を聞き続ける、そんな二人を見る霊夢は煎餅を食べながらお茶を飲む。
「全くだ! とりあえず、腹が減ったな、飯食べた後にオトギリソウを探しに行くぞ! それじゃあ霊夢、昼飯宜しく」
魔理亞がそう言うと霊夢は煎餅を魔理亞の額に投げる、その煎餅は綺麗に魔理亞の頭に当たり、落ちる寸前で何とか魔理亞が煎餅を手にする。
「ふぅ、危ない危ない……それじゃあ霊夢、昼飯を食べようぜ?」
魔理亞が性懲りも無く言うので、霊夢は溜息を吐いて動き出す。そしてちゃぶ台にご飯を用意する。
「はい、これで良いんでしょう? 輪廻も食べていけば? 二人でも三人でも変わりは無いんだし」
霊夢がそう言うと、自分は『お、おう』と頷いて縁側から部屋の中に入る。そして自分は霊夢、魔理亞と共に昼ご飯を食べる。何だろう、初めて食事をした気分だった。
「美味しいなぁ」
自分は一人ごちる、左手で箸を持ち、右手でご飯が入った茶碗を持つ。自分はゆっくりと食事をする──ご飯が食べ終わったらオトギリソウを探すのか、少しでも食べて栄養と体力をつけないとな──自分はそう思いながら昼ごはんを大量に食べる──
第一章 幻想卿に現れし、謎の敵 完
第二章 に続く……
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