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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.21 )
- 日時: 2017/03/19 22:18
- 名前: 彩都 (ID: ???)
「おいこらてめぇ」
自分がそう言って博礼神社の石畳の上でバケツに入った水を背後に居た男性にかける、するとその背後に居た男性は起き上がって自分に言う。
「あっ……あぁっ!」
「ん? てめぇ、名前は『角能穿通』だな?」
自分は、背後に居た男性が寝ている間に奪った財布の中の免許証を見ながら、驚いている背後に居た男性に言うと、背後に居た男性は静かに頷く。
「あっ、はい……私は角能穿通(かどの うがつ)です。それにしても此処は何処なんでしょう?」
背後に居た男性──基、角能穿通──はそう言って、周りをきょろきょろする。
「あのぅ、此処は何処なんでしょう? 自分は一体何で寝ていたんでしょう……?」
穿通がそう言うと、自分は呆れながら言う。
「そんなの簡単だよ、俺はアンタが先に攻撃を仕掛けてきたから、反攻しただけだよ。そして気絶したアンタをこの神社内に連れて来た、と言う事だ」
「成程、それはすいません……その時は動転して、貴方の事を敵だと思っていたのかもしれませんね」
穿通がそう言うと、自分は本題に切り出した。
「んでぇ? アンタ、俺を襲ったんだよなぁ? 誰に襲えって言われたんだ?」
「はぇっ? 何の事でしょう? 自分、初めて此処に来て、貴方に目覚めさせてもらったんですけど……?」
穿通の言葉を聞いて、自分は驚いた、まさか『記憶が無い』のか……? 自分はそう思いながら話を続ける──
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