二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方奇妙譚 ( No.32 )
日時: 2017/04/16 22:41
名前: 彩都 (ID: ???)  

 成程な、実際成功して良かったぜ、自分はそう思いながら自分の右手を見る、やっぱり『魔理亞との出来事は『スタンド』のお陰』だったのか、と判断する。そう、それは昨日の出来事、魔理亞の攻撃を自分は『左手の方に移動して避けていた』のだ、その時に『スタンド』能力を無意識に使用していたのだった、まさかあの力が『スタンド』能力だった事は今さっき知った事実だが。
 自分は倒れている蓼七紀を何度も顔面を殴って気絶させようとする、もうこれ以上攻撃しない様にだ──

 蓼七紀は気絶する少し前迄考えていた、それは『スタンド』使いと『スタンド』の身体能力は違う、という点だ。『スタンド』は己の精神力の物、だから『精神力と肉体の力とではそもそもとして違う』事に気が付いた、『攻撃力が高い『スタンド』でも、『スタンド』使い本人が弱い場合もあるし、『スタンド』使いが強くて、『スタンド』が弱い場合もある』事をこの戦いで理解した──

「よし、霊夢と魔理亞は……」
 自分はそう言って、後方の霊夢と魔理亞を見る、体に巻かれている縄はもうない、なので、自分が蓼七紀を倒した、と言う事か、と判断する。これで終わったな、とその場で倒れる、『自分を殺害しに来た』、その言葉の意味が良く分かるが、その言葉の内容が良く分からないので、口から出任せかな? と思う、それにしてもアイツの『スタンド』能力、一体何なんだろう? 糸を出す能力かな? 自分はそう思いながらその場で深い深い溜息を吐く──

 第四章 食した者 完

 第五章に続く……