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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.47 )
- 日時: 2017/05/14 22:05
- 名前: 彩都 (ID: hxRY1n6u)
「……ん? 此処は?」
「目の前で『スタンド』攻撃によりボコボコにされた周理輪廻と申しますが? 急に不意打ちだなんて何気に素晴らしい鬼畜根性ですね、死ぬ前に一言下さい?」
「ちょちょちょ! 待って下さいッス! 私はアンタを始末しに来ただけで不意打ちだなんて!」
「始末って時点で俺は死ぬ運命じゃないか!」
「そッスね!」
「話が噛み合っているか良く分からないんだけど!?」
目覚めた松風風華に対し、自分は頭を悩ませる、コイツに話を聞いても良いのだろうか? そう思いながら、再度話し始める。
「なぁ、アンタ、アンタも『あの人』って奴から俺を始末する様に言われている訳?」
「そッスね、私の場合はアンタを始末した御礼にケーキバイキング一年分ッス!」
「……そ、そうか、それで、『あの人』って奴の名前を知っているか?」
「知らないッス、基本的に『博士、博士』と言われているッスから」
『博士』……? これまた新たな名前が出てきたな、そう思いながら話を続ける。
「『博士』? その名前が有ると言う事は何か博士号が?」
「いや、見た目が白衣だから『博士』と。同じ白衣ですし、『医者の先生』とか呼ばれたり」
「何だそのカテゴリ……」
自分はそう呟いて、松風風華に言う。
「とりあえず、俺に逆に始末されるか、元の世界に戻って平和に過ごすかどっちにする?」
「そうだな、後者にさせて欲しいッス」
「分かった」
自分はそう言って縄を解いて、松風風華を木から離す、すると松風風華は急いで走って消える、さぁ、後は咲夜を起こすだけかぁ、自分はそう思いながら霊夢の隣に向かう──
第七章 咲夜、絶体絶命 完
第八章に続く……
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