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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.51 )
- 日時: 2017/05/21 21:56
- 名前: 彩都 (ID: ???)
「咲夜、自分は行ってもいい、蒼魔館にね? だけど、霊夢と魔理亞の──」
「私は良いぜ、ただし、安全の為に付き添うが?」
「魔理亞が付き添うのなら、私は行ってもいいわ」
「えっ? 良いの? 何とも軽いわね、博礼の巫女は」
「アンタの城主よりマシよ」
「あら? 館主と言って欲しいわね、まぁ、まだ幼いけれど」
「あぁ、まぁたあの魔法使いと会わないといけないのかぁ、面倒だぜ」
「貴方もいい加減本を返したら?」
「本? あぁ、『私が死ぬ迄借りている』だけだがな?」
「そんなんだから他の魔法使いにやられるのよ?」
「うっせぇなぁ! 良いじゃないか、どうせアイツ等は私より長命なんだしさぁ!?」
「はいはい……と言う事はプランドール様も魔理亞と出会う可能性があるわねぇ……」
「えぇっ!? アイツかよ……アイツの能力は怖いからあまり関わりたくねぇんだよなぁ……」
「付き添うんだから、ちゃんと会う事も考えないとね?」
「へいへい……」
「何だい? プランドールってのはそこ迄の恐怖なのかい?」
「ん? あぁ、私達人間にとってはな……蒼魔館に着いたら色々と教えてやる」
魔理亞はそう言って箒に乗って、自分を箒に乗せる。
「それじゃあ蒼魔館の前で待ってるぜ? どうせあの門番にはお前の一声が無いと入れないしな」
「本泥棒が言う事かしら? また上空から侵入するんでしょう?」
「大当たり」
魔理亞はそう言って箒で急加速した、自分は箒の柄の部分を強く握りながら、振り落とされない様に耐える──次に向かう場所は蒼魔館だ──
第八章 戦いは穢れ 完
第九章に続く……
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