二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.76 )
- 日時: 2017/07/23 22:08
- 名前: 彩都 (ID: ???)
「…………」
「…………」
自分と魔理亞は魔理亞の自宅に着いた後、食事を摂って、風呂に入った後、魔理亞の格好になる。つまり女装をしている。
「似合っている様で似合っていないな」
「うるせぇ」
風呂に入って、服が無い事に気が付いた自分は下半身を隠しながら魔理亞に言う。魔理亞は仕方なく、自分の服を貸してくれたのだが……いい年こいた少年である自分が女装だなんて……恥ずかしい極まりない。
「でも、スカートではなくて、ズボンがあって良かった。スカートしかないと思うと……」
「まぁまぁ。面白いのも見れたし、私は眼福だ」
「俺は後悔の念しかない」
自分はそう言って、魔理亞に案内された寝床へと向かう。そして寝床のベッドにダイブして、寝転がる。今日は色々な事があった、そして色々な『スタンド』使いとも戦った……何とも激しい一日だったな、と思いながら自分は睡魔に襲われる──
「……んっ?」
自分の下半身に圧迫感を感じた、そして目を開ける、すると其処には『ほぼ全裸の魔理亞』が存在していた。
自分は何とか起き上がり、布団を体に纏わせて、ふーふー! と強く荒い呼吸をする。
「何やってんだお前は!?」
自分の怒声を聞いて、ナイトキャップに抱き枕、そして黄色い『M』のマークが描かれたパジャマを着ている魔理亞が目を擦りながら自分の寝床に入ってくる。
「んぁ? どうしたんだ輪廻ぇ?」
そう言って入ってくる魔理亞を見て、目の前の全裸の魔理亞を見つめる。
「…………」
全裸の魔理亞は静かに立ち上がり、口の端を歪ませて、顔を覆う。
「アハ、アハはハはハは! いやぁ、バレちゃったかぁ……初めまして周理輪廻さん? 僕の名前麻木真央(あさき まお)と申します。貴方と同じ『スタンド』使いです。此処じゃ他人の家です、外で戦いません?」
「ふぁっ!? 何で全裸の私が!?」
「おや、これは失礼」
麻木真央はそう言って、一回転する、すると服を着た可愛い少年が現れた。
「さぁ、輪廻さん、外に?」
先に麻木真央が部屋を出る、自分はマスクをしているかを確認して、外に向かう。