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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.78 )
- 日時: 2017/07/23 22:10
- 名前: 彩都 (ID: ???)
「う、うーん……」
「起きたか?」
自分はそう言って寝ている間に縛り上げた麻木真央の頬を叩く、すると麻木真央は完全に起床する。
「はい! 起きました!」
「じゃあ、『あの人』について、話を」
「しません! これは極秘なので!」
麻木真央の話を聞いて、じゃあ他の奴等は簡単にバラしていたけど、極秘をバラしていたって事か? と思う。
「と言う事で!」
そう言って逃げようとする麻木真央の腕を掴んで自分は言う。
「じゃあ少しだけ教えてくれ……『俺は何者』なんだ……?」
「…………貴方の正体? 知る訳無いじゃないですか、僕は『どんな願いでも叶えるから、『周理輪廻』という人物を始末しろ』とか言われていませんし……写真を貰って、貴方を見付けただけですし……」
麻木真央の発言を受け、自分は手から力が抜ける、そして麻木真央はその場で走り去っていく。
「一体……何で俺は『あの人』って奴に狙われているんだ……?」
自分はそう呟きながら静かに魔理亞の家に戻って、再度寝る事にする……俺の正体、一体俺は『何者』なんだ? 何で俺は『あの人』に狙われないといけないんだ? 俺は……俺は……一体『何者』なんだよ……!! 自分は布団の中でそう思いながら、『自分自身』について考える……俺は『あの人』に恨まれる事をしたのか……? 自分はそんな事を考えている内に寝てしまった──
第十三章 深夜の戦い 完
第十四章に続く──
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