PR
二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.8 )
- 日時: 2017/02/26 22:44
- 名前: 彩都 (ID: J1W6A8bP)
『東方奇妙譚』 第一章 幻想卿に現れし、謎の敵
「ふぅ、よく寝た」
自分こと、周理輪廻が博礼神社で寝泊りした日から翌日の事、自分は左手の二の腕を押さえながら博礼神社から外に出る。周りはただの森林で完全に道に迷いそうな森林であった。
「中々脱出する事は難しそうで」
自分がそう呟いて博礼神社に戻る。魔理亞から聞いた言葉、『入ったら出られない場所』──その意味が今になってやっと痛感した──かぁ、結構面倒だな、と心の中で呟いて霊夢を探す。すると上空から聞きなれた声がした、自分が顔を上げると其処には箒に乗った魔理亞が『よっ!』と言って、石畳に向かってジャンプし、着地する。
「よう、元気にしてたか、輪廻?」
「生憎君の所為で元気が失われたんだけどね」
「嘘言うなよ」
「うん? よく気付いたね? 凄いや」
自分が魔理亞にそんな会話をしていると宙に浮いて移動する霊夢を見付けた。……この『幻想卿』の女子達は皆宙に浮いて移動しているのかよ、と心の中でツッコミを入れる。
それにしてもどうやって宙に浮いているのだろう? と考える、魔理亞の場合は魔力か。魔力は何処から出ているんだ? どうやって魔力を供給しているんだ? と少し考えて、急に止める。考えても無駄な事が理解出来たからだ。
PR