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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.81 )
- 日時: 2017/07/30 21:44
- 名前: 彩都 (ID: ???)
結果、自分はアリスの人形にボコボコにされて、敗北した。
「ほら、叩いた割には弱かったわね」
「うるせぇ」
す、『スタンド』使いなら勝てていたかもしれん……自分はそう思いながら、ボコボコの頬を擦る。
左手の傷も完治していないし、あーあ、もしも『スタンド』の能力が『移動する』能力なら、『傷も移動すればいい』のにな……自分はそう思いながら、起き上がって、木を見つめる。
もしも木に『傷を移動出来た』ら……! 自分はそう思い、木の前に立ち、右手で左手の二の腕に触れ、左手で木を触れる、だが何も起きない。
自分は試行錯誤し、二十二回目、二十回程、『木に触れて能力を使用する』行為を止め、逆に『木に触れない』事を考えた自分は『スタンド』の手を使用し、輪を作り、その中に怪我をしている左手を入れた。すると急に変な感覚を覚えた。自分は急いで上着を脱ぎ、左手の包帯を剥ぐ、すると『自分の左手の二の腕の傷は綺麗さっぱり無くなって』いた、よ、よし! 成功だ! 自分はそう思い、顔を『スタンド』の腕の中に突っ込む、すると顔の怪我さえも綺麗さっぱり無くなっていた。
よし! 成功した! これで怪我は怖くない! そう思いながら木を見る、すると其処には、『自分の怪我と同じ形の痕があった』、成程、『怪我の形ごと『移動する』のか……』と考え、前にあった患部を擦る、『怪我を移動させただけで、痛みは存在する』のだ、それも移動出来たらなぁ、と思いながら自分は魔理亞に最後の挨拶をする為に室内に入る──
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