二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方奇妙譚 ( No.82 )
日時: 2017/07/30 21:45
名前: 彩都 (ID: ???)  

「やぁ、魔理亞、少し話したい事が」
「ん? 何だ?」
 自分はそう言って、魔理亞に言う、続いて、この家を出る事を話す。
「いや、実はさ、やっぱり霊夢の所に戻るよ。やっぱり一般人の肉体を持つ自分では此処は不慣れだ」
「そ、そうか……お前がこの部屋に来た時、とても楽しかったぜ」
「あぁ、有り難い」
「でも、霊夢の所に行くんだろう? 私が案内するよ」
「いいのか、有り難い、それじゃあ今から行くから」
「そうか、今からか……って、今から!?」
 驚く魔理亞に対し、アリスが言う。
「良いんじゃない? どうせ誰も来ないし、私が見ているわよ」
「えぇっ……まぁ、いいか」
 魔理亞は頷いて、箒を持って、家を出る、そして自分も家を出て、魔理亞の箒に乗って、霊夢の神社へと向かう──そして移動中、魔理亞が言う。
「どうせ魔法使いの三ヶ条出されて、渋々霊夢の所に向かうんだろう?」
「……正解」
「私はどうでも良いんだがなぁ。『人を護れる魔法使いこそが最強』って、昔の本にあったからなぁ、『家族が居て、愛する人が居る、そんな魔法使いは誰にも負けない』って」
「…………」
 成程なぁ、人それぞれの考えがあるのか……と、自分は思いながら、確かに自分も同じ様な事を言った気がする、でもその考えでは負けてしまったが。自分はそう思いながら深い深い溜息を吐く──