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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.9 )
- 日時: 2017/02/26 22:45
- 名前: 彩都 (ID: J1W6A8bP)
「あら、起きたの? いい目覚めかしら?」
「何処がだよ? 生憎左手がまだ痛いんだ、いい目覚めなんてあまり感じないぜ」
「そう? 後で包帯変えるから」
「あっ、はい」
霊夢の言葉に対し、自分は敬語になってしまう。ていうか何で敬語になっているのだろう? と思ったが、今はどうでもいいとして、考えを放棄する。すると左手の傷の事を思い出した魔理亞が自分に言う。
「あぁ、そうだ。昨日お前が私の家に今後泊まるから少し掃除したんだ、すると薬草の本を見つけてなぁ。この薬草の本を使えば傷を治す薬草の作り方も書いているし、お前の左腕も簡単に治るかもな?」
魔理亞の言葉を聞いて自分は喜んだ、この痛みともおさらば出来るのか、と思うと心底安心した。自分は魔理亞の肩を掴んでその薬草と傷を治す薬草の作り方を聞いた。
「おい! 魔理亞! 早くその薬草を教えてくれよ!」
自分がそう言うと魔理亞は顔を赤くして自分に本を渡す、そして栞が挟んであるページを確認する、其処には傷を治す薬草と作り方が書いていた。
「ふーむ、『オトギリソウを細かくして、鍋とかに煮込んで、その煮汁を冷やし、患部に塗りこむ、塗りこむ事で痛みが引き、傷が治りやすくなる』、ね……それじゃあ探しに行くか!」
自分はそう言って、本を抱き締めながらオトギリソウを探しに行く、魔理亞は顔を赤くしたまま箒に乗って自分を追いかける、自分がオトギリソウを見つけれるかはまだ分からない──
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