二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方奇妙譚 ( No.97 )
日時: 2017/09/17 22:12
名前: 彩都 (ID: kEC/cLVA)  

 さて、どうするか? 自分はそう思いながら溜息を吐く。勝ち目なんか無いんだよなぁ。サイズ変更の『スタンド』、いや、縮小化に特化した『スタンド』!! こんな『スタンド』に勝てるとでも? 無理だ、どんな攻撃も小さくさせられて、威力が激減してしまう……ではどうするか? 考えが無い。そう思いながら自分は『スタンド』を再び発現し、把持安芸文を睨む。
 そういえば『サイズが小さくなっても『スタンド』能力には変わりが無い』よな……? じゃあ移動して攻撃でもしよう。自分はそう考えて、把持安芸文の足元に『スタンド』の手を伸ばす。
「行くぜ! おらぁ!」
 自分はそう言って、把持安芸文の目の前に移動し、彼女の腹部にワンパンを放つ、だがあまりにも彼女の腹部は硬かった。何故か? そう思いながら手を引っ込める。
「かってぇ腹しているなぁ?」
「ウフフ、だって『これ』を装備しているからね?」
 そう言って把持安芸文は服を脱ぎ捨て、Tシャツ姿になる、そして彼女は腹を見せる。腹には『分厚い雑誌』があり、それでワンパンを防いだ、と言う事が分かる。
「アンタの行動は全てお見通しさ。どんな攻撃でも耐えられる様に準備だけはしておいてセーフだったね……!」
 ……勝てない。そう思いながら自分は把持安芸文を睨む──何とか勝つ方法を見つけないと──