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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方奇妙譚 ( No.98 )
- 日時: 2017/09/17 22:13
- 名前: 彩都 (ID: kEC/cLVA)
「私を置いてけぼりにしないでよ? 『スタンド』って奴が使えなくても戦えるわよ?」
そう言って弾幕を放つ霊夢。有難い! 今、この攻撃は隙を見せれる事が出来る! 自分はそう思いながら心の中で安堵する。だが把持安芸文は鼻で笑って弾幕を右手だけで弾く。
「甘いなぁ……そっちの事も怠らない、と思って? 私は色々な場面について対策をしているの、二対一だって考えているし、その攻撃だって、『片手を犠牲にすれば防げる』でしょう?」
「……そ、そんな……」
霊夢の愕然とした姿に自分は驚く。まさか霊夢迄も……でもこの隙を! 自分は見逃さない! 自分はその場で急いで立ち上がりながら把持安芸文にアッパーを仕掛ける。するとそのアッパーは把持安芸文の顎にぶつかる。
「いでっ!」
「へへっ、甘かったな!」
「でも、『アンタの右手を小さくすれば二度とその攻撃は出来ない』よね?」
ゾワリ、厭な感覚が脳裏を過ぎる、そして把持安芸文は自分の右手に触れる、すると自分の右腕は段々と細く、小さくなっていく。
「!? 進行が早い!」
「結構痛い攻撃だった、あぁ、ヘルメットでも被っておけば良かった……」
くそっ、左手だけでは威力が少な過ぎる! 自分はそう思いながら後方へと移動する。すると追いかける把持安芸文。
「待て! 私がアンタを倒す!」
「厭だ! 誰か助けて!」
自分はそう言って尻餅をついて目を閉じる、把持安芸文は走って自分を追いかける。あぁ、負けた、死んだなぁ……自分はそう思いながら記憶を取り戻せずに死ぬ事に後悔する──
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