二次創作小説(紙ほか)
- Re: さとみちゃんちの8男子〜一難去ってまた一難!?〜 ( No.109 )
- 日時: 2017/05/21 17:57
- 名前: アッキー (ID: p81XYxhw)
またまた登場っ!今度は更新です!
第45話 〜サトミの気持ち〜
キーンコーンカーンコーン
ジ「ふわぁぁ〜」
サ「寝不足?」
ジ「もちろん………台本完成させないといけないんだから………」
サ「確か今日の5、6時間目に隣のクラスと合同練習があるんだよね?」
ジ「そうだよ………授業中に俺寝ようかな……」
サ「だめでしょ」
ジ「やっぱりダメだよなぁ………はぁ………」
疲れるのは分かるけど授業に集中しようね………
〜五時間目〜
ジ「では……台本を配りまぁす………」
物凄い眠そうだね
あっ。台本がきた、見てみよっと
パラパラパラ
サ「セリフ多っ!」
シ「これを覚えるんですか………」
カ「カオルンは多くないぃ………」
カオルン……セリフを喋りたかったの?
リ「俺はナレーションだから楽〜」
良いなぁ……ナレーション……
シ「ダンスシーンがありますね……」
ホントだ。舞踏会の時に踊るみたい。踊れるかなぁ
ジ「今から舞台に出る人とそれ以外の人とで分かれます。舞台に出る人は……舞台の上。それ以外の人はそこら辺でーす」
そこら辺………適当だね
リ「俺は………どっち?」
ジ「お前は舞台に出る人の方に行け」
リ「了解ー」
in 舞台の上
サ「そういえば………学芸会っていつやるの?」
作「6月頃」
サ「なるほど」
ジ「まず………。どれぐらい声が出るかテストしよっか!」
えー……声出るかなぁ?
シ「大丈夫ですかねー?」
あんたは大丈夫だよ。その無駄に通る声だから
ジ「まず、サトミ!あー!って言って」
サ「あー!!!」
ジ「微妙」
ズバッと言うね
シ「あー!」
ジ「完璧」
だろうね
声のテストが終わって……
ジ「まぁ。大丈夫だろ。んじゃ各自セリフの練習しといて」
そっか、ジュンは道具とかの相談とか衣装とかも考えたりするからね
リ「昔々、あるところにシンデレラという娘がいました………っていうかシンデレラっていう題名だからシンデレラという娘がいましたっていらなくね?」
それもそうなんだけど……でもジュンが一生懸命書いたものだから……
サ「リュウ……詳しく考えないでおこう……」
リ「そうだな……」
サ「ここで意地悪なお姉さんや継母とかが出てくるんだよね」
シ「そうですね」
キーンコーンカーンコーン……
サ「五時間目終了?」
カ「そうかもぉ……」
ジ「サトミー!6時間目が始まったら1回適当に通してみるから!」
サ「あっ。うん!」
カ「上手く出来るかなぁ……?」
リ「出来るだろ。どうせサササッと通すだけだから」
シ「多分、こんな感じになるって事を把握したいんでしょうね」
サ「なるほど」
キーンコーンカーンコーン……
サ「6時間目開始のチャイムだね」
ジ「じゃあ通すぜー!ま、緊張するなよー!」
ジ「じゃあスタート!」
リ「昔々あるところにシンデレラという娘がいました」
〜中略〜
リ「シンデレラは魔法の馬車に乗って舞踏会へ向かいました」
サ「ここが舞踏会ね!」
〜またまた中略〜
シ「このガラスの靴を履いていたのはあなただったんですね!では、お城に行きましょうか」
サ「はい」
リ「そして結婚式当日」
シ「準備は良いですか?」
サ「私はいつでも大丈夫ですよ」
リ「こうしてシンデレラと王子は末長く幸せに暮らしましたとさ。おしまい!」
ジ「はい!OK!」
サ「ふぅ………」
リ「ナレーションをするだけって楽だな」
ジ「シノ君!サトミ!良かったよっ!」
シ「何とかですね……」
サ「ふぅ………」(2回目)
ジ「さて!そろそろ教室に戻らないとな!」
サ「そうだね」
リ「疲れたー!」
リュウ……さっきナレーションは楽だなって言ってなかった!?
カ「サトミちゃーん!お疲れ様ー!」
サ「カオルンもお疲れ様」
カ「魔法使いって楽しいねー!」
楽しくてなによりですよ……。こっちは大変ですけど
〜帰り道〜
サ「はぁ………」
ジ「疲れた?俺は帰って衣装とかを考えないとなぁ……」
大変だね……
奈「サトミちゃーん!」
サ「あっ。奈々ちゃん!」
ジ「友達?」
奈「あっ。はじめまして……石原奈々です」
ジ「片崎ジュンです!敬語じゃなくても良いぜ」
奈「すみません人見知りですので……。ちなみに私、中3です。」
ジ「あっ。先輩………」
奈「敬語でもタメ口でもどちらでも良いです」
ジ「じゃあ………タメ口で」
奈「サトミちゃんはシンデレラの劇をするんだよね?」
サ「そうだよー。奈々ちゃんは白雪姫の劇だったよね?」
奈「うん。サトミは何役で出るの?」
サ「私はシンデレラ」
奈「スゴーい!私は白雪姫役なんだ!」
ジ「どっちも主役じゃねぇか」
シ「あっ。サトミ様!」
サ「あっ。シノ」
奈「はじめまして……石原奈々です」
シ「あっ。犬塚シノです!」
ブ「あ……」
サ「あ……ブンゴー!!」
奈「////」
ジ「もしかして………(奈々ってブンゴが好き?)」
ブ「あっ。奈々じゃん」
奈「ブンゴ君………////」
何で顔が赤いの………?
ジ「そういえば白雪姫の台本渡されたか?」
ブ「あぁ。渡されたけど?」
ジ「見せろ」
ブ「無理」
奈「ジュン君……当日までのお楽しみですよ?」
ジ「うっ………(正論だ……)」
奈「サトミちゃん……ちょっと寄り道していかない?」
サ「うん。良いよ!」
ジ「俺も!」
奈「うーん……女の子同士で喋りたいから……」
ジ「そっか……(女の子なんだけどなぁ……)」
奈「じゃ。行こ」
サ「あっ。うん!」
in 公園
サ「で、どうしたの?」
奈「サトミちゃんとブンゴ君って付き合ってるの?」
サ「えっ!?付き合ってないよー!」
奈「そっかぁ……良かったぁー!!」
サ「??」
奈「私ねブンゴ君が好きなんだ……」
サ「えっ……………?」
奈「初めて同じクラスになったとき親切にしてくれたから………」
サ「そっか………」
奈「実はね白雪姫の劇の中で白雪姫と王子のキスシーンがあるんだ」
白雪姫は奈々ちゃんで王子がブンゴ………
奈「嬉しいなぁ………」
……………………どうしよう
奈「それで……私、ブンゴ君に劇が終わったら告白するんだ!応援してくれるよね?友達だもん!」
サ「それは……」
奈「あっ。もうこんな時間!私、帰るね!」
タタタタタ
………奈々ちゃんは友達……もちろん応援したい……
けど……もし二人がカップルになったら?私は告白をやめてほしい……けど……友達だし……それにそんなこと言ったら奈々ちゃん怒るよね……それに私がブンゴと一緒に家にいるって知ったら怒るし悲しいよね
んー………どうしよー!!!
ジ「サトミ」
サ「ジュン!」
ジ「やっぱり奈々はブンゴ君の事が好きだったかぁ………」
サ「聞いてたの?」
ジ「まぁね………気になって……」
サ「どうしよう………」
ジ「それより……キスシーンはどうするのさ?」
サ「でも、演技だから……」
ジ「まぁ。そうなんだけど……サトミはそれで良いの?」
サ「嫌だよ!嫌だけど……」
ジ「嫌だけど………?」
サ「もし……そんなこと言ったら……奈々ちゃんが悲しくなっちゃうでしょ?」
ジ「………ふぅ……サトミらしいや」
サ「えっ?」
ジ「サトミがしたいようにすれば良い……サトミの人生なんだから………!さ、帰ろ!」
サ「うん!」
第45話 完
