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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方 幻想夢 ( No.1 )
- 日時: 2017/03/30 17:52
- 名前: 愛瑠 (ID: eH6OJcrU)
序章
夢を見ていた。
それが何の夢だったのか、明確にはわからない。
でも、とても暖かい夢だ。
そんな暖かい夢の中に、ポツンと一人、佇む少女を見つけた。
美しい金色の髪を揺らす少女は、ただこちらを妖艶な笑みで見据えていた。
「貴女は、だあれ?」
私が少女に問いかけると、少女はゆっくりとこちらに近づいてきた。
一歩、また一歩と。
あと数歩で息がかかる程の距離まで行くと、少女はピタリと足を止める。
「さあ、楽しい夢を見ましょう?」
少女の細く白い指が、私の頬に触れる。
次の瞬間、私の視界が暗転した。
深い深い海に落ちていくような感覚に、少しゾッと肩を震わせたが、不思議と鼓動は安定している。
私は少女の透き通る声が発せられたぷっくらとした赤い唇を見たのを最後に、意識を手放した。
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