二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方創破録 ( No.7 )
日時: 2017/07/11 20:04
名前: 孤独人 ◆ynfKNAqpLQ (ID: YQou4sy7)

翔「うめぇ〜・・・」

霊夢「当たり前じゃない。私が淹れたんだから」

翔と霊夢は神社の縁側で、のんびりお茶を飲んでいた。
さっき起きた出来事の整理をしながら。

霊夢「それにしても、フランが異変の黒幕とはねぇ・・・」

翔「正確には【闇】のフランらしいけどな」

霊夢「どういうこと?」

翔「フランには、表と裏の性格があってな」

霊夢「それは知ってるわよ。前の紅魔霧異変の時、フランと対峙した・・・魔理沙から話を聞いたもの」

翔「魔理沙?」

初めて聞く名前が出てきた。霊夢以外の生存者だろうか?

霊夢「そういえば説明していなかったわね。魔理沙っていうのは・・・」

霊夢がそう喋ろうとした瞬間、草むらから誰かが出てきた。

?「・・・」

翔「っ!?」

霊夢「あら、居たのね」

動じる俺を他所に、霊夢は平然と草むらから出てきた少女に問いかけていた。
霊夢の反応からして、この子が魔理沙だろうか?

魔理沙「・・・ああ」

霊夢「・・・どうしたの?」

魔理沙「・・・別に」

翔「あんたが魔理沙ってやつか?」

魔理沙「そう・・・」

霊夢「なんだかぎこちないわよ、魔理沙。どうかしたの?」

魔理沙「・・・帰るぜ」

霊夢「え?ちょっ・・・」

魔理沙「それじゃ・・・」

そういうと魔理沙は足早に飛び去った。

翔「何か、悪いことしたかな・・・」

霊夢「大丈夫じゃない?それより今日はもう休みましょう」

翔「・・・そうだな」

そう言って二人は神社の中へ入っていった。



〜魔理沙の家〜

魔理沙は悩んでいた。
どうすれば、霊夢は自分一筋になってくれるのかと。

魔理沙「・・・霊夢」

??「あらあら、随分黒くなってるわね」

どこからか、謎の声が聞こえた。

魔理沙「なんの用・・・」

??「救世主を消したいんでしょ?だから、手伝ってあげようかなって」

魔理沙「・・・」

??「これを使えばいいわ」

魔理沙「・・・?」

??「それは《アビリティスペル》と言って、能力をスペルカード化したもの。中に入っている能力は【この能力以外の能力を全て無効化する程度の能力】」

魔理沙「それじゃあ、私の能力も・・・」

??「大丈夫。貴女には弾幕があるでしょう?対してあいつは能力頼り。弾幕もスペルカードも、何も知らないのよ?能力さえ封じれば貴女の勝ち」

魔理沙「ふぅん・・・」

??「使うか使わないかわ貴女次第よ」

魔理沙「・・・やってやるさ」

??「ふふ、頑張ってね♪」

霊夢は、誰にも渡さない・・・!


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