二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方印霊伝[仕切り直し] ( No.2 )
日時: 2017/07/17 22:12
名前: 霧滝禊 ◆.k1XJsDMDk (ID: zGyV0OIp)  

東方印霊伝 第二章『御伽傀儡編』第一話「それはそれは幻想的な出来事でした」




「ぁ......」

布団からむくりと起き上がる、彼_____霧雨霊夜は半日ほど前に妖怪に勝負を挑み、勝利したのだが怪我を負ってしまった。

「あれ...俺何で布団で寝てるんだ...?俺、死んだ筈じゃ...」
どう言うことだと、自分の腕を上げるとそこには包帯が巻いてあり、腕だけではなく全身の怪我をしたであろう箇所に包帯が巻いてあった。

「誰がこんな事を?.....まぁ感謝しよう。その前にここ俺の家じゃない.....えっ」
彼は辺りを見回す、神社の内部のような装飾が施されており、和の雰囲気を感じさせる物だった。

「とりあえず外に出るか、ここがどこかも分からないんだしさ。」
枕の横に置いてあった自分の眼鏡を掛けると、目の前に襖を開く、目に見えたのは鳥居、森、本館、こんnものは見たことがない程に立派なものだった。

「ここは恐らく人里じゃない、こんな神社見たことがないしな...」
彼が考え始めたその時だった...
「起きたのかしら、なら少々話を聞かせてもらいたいのだけれど...」
彼が声のする方に目を向けると紅白の巫女服を見に纏い、膝に上に盆と茶飲みを乗せた女性が座っていた。

「ああ、先に自己紹介をしておくわね、私は博麗霊夢、この博麗神社の巫女をしているわ。貴方は?」

「えっと...霧雨霊夜です。」

「霧雨....?まぁいいわ、その事も含めて話を聞かせて貰いたいからそこの和室へどうぞ。」

「ああ、はい。」

霊夢が指差した方の襖を開くと、そこにはまた違う和室があった。

「お茶、飲む?」

「ああ、頂きます。」

霊夢はなれた手つきで急須に茶葉をいれてお湯を入れる、ほんの数分でお茶が出される。

「まずは本題、貴方どうやってここに来たの?」

「僕は元々人里に住んでいたんですけど、里に現れた妖怪と戦って、その時に気を失って、気付いたらここに寝ていたんです。」

「なるほどね....じゃあここはどこかわかる?」

「分かりません。」

「なら説明しておくわね、ここは幻想卿、現実で忘れ去られた者が流れ着く場所よ。」

「はい?僕は忘れ去られたんですか...?」

「恐らく何らかに原因でここに飛ばされた、と考えるのが妥当ね。傷跡も新しかったし。」

「はぁ...」

「さて、次。貴方、霧雨魔理沙って知ってるわね?」

「いいえ、知りません。」

「......貴方一人っ子?」

「いいえ、親から出ていった姉が一人居たことと昔死んでしまった兄がいたと聞かされています。」

「.....まぁいいわ、明日になったら魔理沙もここに来るだろうし、今日は泊まって行きなさい。」

「はい、お言葉に甘えて...」


東方印霊伝 第二章『御伽傀儡編』第一話「それはそれは幻想的な出来事でした」完
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