二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】 ( No.71 )
日時: 2017/07/19 12:57
名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)

第八章 幻想郷の危機

第34話 襲撃



「なっ・・・・!?」
「なんだよこれ・・・・・・!?」

霊夢と魔理沙は紅魔館の外に出ると、その光景に驚いた。
紅魔館の前に、巨大なクレーターが出来上がっており、湖の水がクレーターに入り込んでくるほどの大きさであった。

「これは・・・・随分なご挨拶ね、ギムレー・・・・と、どなたかしら?」

レミリアや他の全員も外に出て、
その光景に驚く。

「はじめまして、紅魔館の主よ。私はクロノス。以後、お見知りおきを。」

クロノスは挨拶して一礼をする。

「まあ挨拶は礼儀の一つだけど・・・・いいのかなみんな?クロノスの部下たちが幻想郷の各地で暴れてるみたいだけど、行かなくて?」

ギムレーがニヤニヤ笑う。
ふと、空を見ると、各地で煙が上がっていた。

「オイオイ、マジかよ!?こいつら、私たちが修行してる間に・・・・」
「なんて卑怯な・・・・!!」
「タイミングを狙っていたのか偶然か・・・・まあいいわ、霊夢、それにみんな。」

レミリアは冷静に霊夢一行に話しかける。

「私は紅魔館の主としてここを離れるわけにはいかない、あなた達は各地のクロノスの部下とやらを討伐してきなさい、いいわね?」
「レミリアさん、大丈夫なんですか?」

カムイはレミリアを不安な表情で見た。

「大丈夫よ、こちらにはリンディスもフレデリクもリズも・・・・アクアもいるんだから。」

「・・・・・アクア?」

レミリアの言葉にギムレーは怪訝な顔をする。

「ほら、さっさと行きなさい!」

レミリアは霊夢たちの後押しをした。

「・・・・・わかったわ、その代わり、危なくなったら絶対逃げなさいよね!!」
「ええ、レミリアは、私が守りますから。」

リンディスも答えた。















「行かせて良かったのか、ギムレー。」
「いいよ、どうせこっちは逃げられなさそうだし。」

ギムレーの余裕の表情に、レミリアは一筋の汗を流す。

「お嬢様、私も加勢します!」
「あ、えっと・・・・そのぉ・・・・ごめんなさい!!」
咲夜の隣に、ピンクの髪の踊り子のような露出度の高い服を着るミラージュが現れるが、咲夜の影に隠れる。

「オリヴィエ・・・・大丈夫よ、戦うのは私だから。」
「すみませんすみません、お手数おかけして・・・・」
「ハア、まあいいわ・・・・」

「えっと、いいかしら、レミィ。」
「あ、うん、どうぞ。」

咲夜とオリヴィエのやり取りに、呆れながらも近づいてきたパチュリーとフランドール。
パチュリーの後ろには、般若のお面を被った和装のミラージュと、
フランドールの後ろには、ヘンリーがいた。

「私たちも加勢するわ」
「うふふ、素敵な服ね。あとで仕立ててあげるわね。」
「オボロ、今は戦闘の場よ。」
「あらら?」

「お姉さま、私も戦えるわ!」
「そうそう、それにあれは邪竜ギムレーだよね、面白いじゃん!」
「「ねー!」」

フランドールとヘンリーは息ぴったりで、わいわいとにぎわっていた。




「そろそろいいかな?」

ギムレーが半分イライラしつつ聞いてきた。

「ごめんなさい、こっちは話は済んだわ。」

「あ、お嬢様、美鈴はミラージュマスターでないので、冷也に任せてあります。」
「そう、ならよかったわ・・・・・じゃ、いくわよ!」


レミリアと咲夜、パチュリーとフランドールは、カルネージ・フォームと叫び、変身した。

















エリスとピエリは、まず魔界の様子を見に行った。

すると・・・・

カルネージ・フォームのサリエルが、青いロングヘアに赤と黒の服装の男に苦戦していた。


「フロリーナさん、まだ・・・・いけますか?」
「は、はひぃ・・・・!!」

ここを通るまでに、神玉、幽玄魔眼は倒されており、
サリエルもボロボロになりながら、巨大なヘビと戦っていた。

「おーい、サリエル!!」
「エリス・・・・!!」

「サリエルさんをいじめるの、許さないの!!」

エリスとピエリは、サリエルの前に立ちふさがる。



「あ?なんだお前ら。」
「そりゃこっちの台詞だ!あ、ちなみに私はエリス」
「ピエリはピエリなの!よろしくしないの、殺しちゃうの!!」

青いロングヘアの男は、ほーんと生返事をする。

「あ、じゃあ俺ジョーカー。よろしくな。」
「そうなんだ・・・・じゃない!魔界のみんなを傷つけて、ただで済むと思うなよ!」

エリスはジョーカーに指をさす。

「そうなの!なんか昔、アナタと同じ名前の人を見た気がするけど、こんなことするなんて嫌いなの!!」






「へっくち!」








「いくぞピエリ!カルネージ・フォームだ!」

「「カルネージ・フォーム!!」」


エリスとピエリが叫ぶと、ピエリの武器はが青い刃を持つ槍、ロンギヌスに変わっていた。

「ピエリ、姿が変わっちゃったの!」
「おお、すげえ!」

「いや、こっち放置してんじゃねえよ!ヴェノム!!」
「ぐるるぁぁぁぁ!!」

巨大なヘビ、ヴェノムは口を開いて丸呑みしようとエリスに突撃する。

「殺しちゃうの!!」
「やっちゃうよ、ピエリ!!」

「「ロンギヌス・ツイスター!!」」

エリスは槍を振り回し、閃光を放った。
閃光はヴェノムの頭にクリティカルヒットし、吹き飛ばされ壁にたたきつけられる。

「ぐぎゃあっ!?」
「ヴェノム!?」

ジョーカーは焦りの表情を見せる。

「私たちは進化し続けるんだよ!」
「そうなの!おとといきやがれなの!!」



「ヴェノム、無事か?」
「ぎしゃっ・・・・」

ヴェノムに多少のダメージはあったが、攻撃の支障はない様子だった。

「お前ら・・・・俺をナメてくれたこと・・・・後悔させてやるよ!」

ジョーカーはぶるぶると震えて怒り狂っていた。

「エリス、私も加勢します。」
「おー、サリエル!嬉しいぞ!!」

サリエルとエリスは武器を構える。




「覚悟しろよ、このヘビ野郎ッ!!」

Re: 東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】 ( No.72 )
日時: 2017/07/19 23:06
名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)

第35話 人と妖怪、そしてミラージュ


「あーもう!なんだよあんた!!カッパをいじめるとか・・・・人でなし!!」

にとりが半泣きで目の前の男性に人道について説く。

「不思議なものだな・・・・カッパに人について説かれるとは・・・・。」

男はメガネを直しながらつぶやく。


「いやしかし、私も不本意ながらこんなことはしたくないけどな」
「嘘だ絶対楽しんでた!」
「バレちゃった?まあいい・・・・」

「おいレティカ、そんなガキ、早く殺せ。」

男の後ろに金髪ロングをたなびかせる女性ミラージュが姿を現せた。

「おぉそうだなクライネ。では、さらばだ!」

男は弓を引いた。





「グルンウルフ!」

突然、男とにとりの間に巨大な狼の幻影がが飛んでて、地面を抉った。

「ひゅいっ!?」

「あわわ」
「チッ、誰だ!?」


「あわわ、ごめんなさい!喧嘩を止めるつもりだったんですけど・・・・」

突如、黒いローブを着た白髪のツインテールの少女のミラージュが降りてきた。

「な、ナイスだよルフレ!」
「?・・・・まあニトリさんがおっしゃるんでしたら。」

「・・・・キミ、ミラージュマスターだったのかね。」

男はしかめっ面で聞く。

「うん、うちの前で倒れてたからご飯あげたらなつかれたんだよ。」
「あの説はお世話になりました〜」

にとりの言葉に、手を合わせ、笑顔でお礼を言うルフレ。

「・・・・ってどうでもいいんだよんなことはよ!!」

クライネが怒ってにとりとルフレに指をさす。

「あたしはギムレーの奴に、この山に住む奴ら全員殺せって命令されてんだよ、狙った獲物は絶対殺す!」

「というか、あなたたち、なんていうお名前ですか?」
「ガッ!」

ルフレの質問に思わずずっこけてしまったクライネ。

「そういえば自己紹介がまだだったね。
 私はレティカ・δ・グレイス。科学者でね、科学の真髄まで研究して研究して研究し尽くすのが私の夢で、そもそも新たな発見をすることもあり失敗を成功につなげると言うことによりどうのこうのぺらぺーら〜〜〜」
「エクスカリバー!」

レティカが説明をしてる最中にルフレは魔法を放った。
すんでのところで避けるレティカは抗議した。

「な、なにをする!?」
「あ、いえ・・・・ニトリさんがやっていいって・・・・」
「だって長いし・・・・」
「えへへ、すみません」

ルフレは照れながら謝る。
クライネはダンダンと足踏みをしながら

「あーもう、うぜえ!!さっさとやっちまおうぜレティカ!面倒だ!!」
「それもそうだな!」


「ニトリさん、私たちも!」
「うん!」


















「クソッ、なんだよ・・・・」
「クロデ、これ以上は危険だ!」

カルネージ・フォームで変身した黒出とガルドは、
黒い鎧の男に苦戦を強いられていた。

「リュート、あまり遊ぶでない、ハエは叩き潰した方が楽ぞ」
「うるさいぞゼフィール、俺はクロノス以外の命令を聞くつもりはねえ。」
「それもよかろう、だが・・・・」

「氷華!!」

黒出は鈍器のような氷の塊を、黒い鎧の男を叩き潰そうとしていた。
しかし、

「なッ・・・・!?」
「素手で受け止めた・・・!?」

「フン、モノはいいが・・・・」
「ぐあっ!!」

黒い鎧の男は受け止めた剣を黒出ごと投げつける。

「ダメだ、なっちゃいねえ。」

「ま、まだだ・・・・!!」

黒出はなおも立ち上がり、武器を構える。

「クロデ、その体で・・・・」
「ガルド、気にするな・・・・それより、目の前の敵を叩き潰すぞ!」

「面白い、そうでなくてはな!」

黒い鎧の男が持つ巨大な斧・・・・ゼフィールが笑う。

「じゃあここで叩き潰してやるよ!!」

黒い鎧の男は斧で黒出を斬ろうと渾身の力で振り下ろした。






「「長盾!!」」

突如、巨大な盾が黒出を守った。

「・・・・なっ!!?」

「ふぅー、口は達者みたいだけど、疲れが出てるわよ。」

大きな盾で黒出を守ったのは、天子だった。

「お前は、比那名居天子!?」
「はい、これ。」

天子は黒出に何かを渡した。

「カレー?」
「そうそれ、リバイブカレー。なんか赤髪のポニーテールの人が「新商品」つって渡してきたのよ。」
「それ・・・・私の大好物・・・・・。」

天子がピースしてスプーンも渡す。

「私がアンタを守ってる間に食べなさいよ!」

と天子は、黒い鎧の男とゼフィールの方に向き直る。

「待たせたわね、・・・・・えっと、ダレ?」
「あぁん?俺はリュート・Ω・スペクターだよ、てんこ。」
「だれがてんこよ、舐めてんじゃないわよ!」

リュートは天子の名前をわざと間違え、挑発したが、
まんまに乗っかってしまう天子。

「アナタ・・・・このあたり一面に住んでた妖怪や妖精を殺した・・・・?」

エルフィは怒りを押し殺しながらも尋ねた。

「ああん?雑魚の事なんざ覚えてねえな・・・・あーでも、ちょっとは踏んじまったかもな」

「ひねりつぶす・・・・!!」

エルフィは珍しく怒っていた。

「ま、エルフィ・・・・私もこいつの顔をぶん殴りたいとは思ってたわよ。
 黒出、準備はばっちり?」

「無論だ。」

天子と黒出は武器を構え、リュートを睨みつける。

「黒出、私がアンタを守るわよ、アンタは攻撃に専念なさい!」
「言われなくてもな・・・・!!」

「こいよ、チビ共が!!」


リュートが咆哮し、天子と黒出は地面をけり、リュートに向かって突撃した。