二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方異聞録♯TH 【オリキャラ募集中】 ( No.90 )
日時: 2017/07/29 17:47
名前: ミヅキ (ID: RSw5RuTO)

第十章 ファイアーエムブレム

第45話 邪竜覚醒


霊夢たちが各地のクロノスの部下を鎮圧してしばらく時間がたったころ・・・・


「がはっ!・・・・・がっ・・・・・くっ・・・・・」
「あれ、レミリア・・・・あなたの力はこんなものだった?」

ギムレーは倒れたレミリアを見下ろして黒く笑う。


「・・・・圧倒的ね・・・。」

「姉さん!クソッ・・・・!!」
「皆さん・・・・!」
「た、たたた、たいへんだよ!!」

冷也と輪廻は、ルキナが作った結界で守られたが、
ギムレーとクロノスの前に為すすべなく、レミリアたちは瀕死の状態だった。


「フレデリクさん、何か方法はないんですか!?」
「・・・・私の知る限りでは・・・・」

輪廻の言葉に首を振るフレデリク。
ギムレーはクロノスに言った。

「クロノス、君の出番はないみたいだよ。
 この子たち、弱いし。」
「そうか、ならば・・・・・」

クロノスが何か術を施そうとした瞬間

「エクスカリバー!!」

風の刃が不意に飛んできて、クロノスはそれを避けた。

「ちぇ、避けられた!」
「いや、威嚇が目的だから問題ないよ。」

「マリサにマリク・・・・・」

ギムレーがつぶやいた。

「ようギムレー、それにクロノス。遊びに来てやったぜ!」
「君たちの野望は今日限りだよ!」

魔理沙とマリクは叫んだ。
しかし、ギムレーはふふっと不敵に笑う。

「一人で私に盾突こうというの?」
「一人じゃないさ、私はいつだってな。」

魔理沙も不敵に笑い、後ろを見る。
エレンとティアマトが全員の治療を行っていた。



「「月虹!!」」

今度は天子とエルフィがギムレーとクロノスに向かって剣を持って突撃した。
が、ギムレーとクロノスはそれを避ける。

「避けられた・・・・」
「避けんじゃないわよ!」

「テンシにエルフィ・・・・」

ギムレーは無表情でつぶやく。

「何人増えたって私たちには勝てないさ」
「そいつはどうかな?」

クロノスの言葉を遮るように、影狼の声が響く。

「オール・ザ・デッド!!」
「影月!」

空から無数の矢と共に、カルネージ・フォームのエリスが槍を持って
クロノスに突撃した。

「!?」

クロノスは無数の矢をよけきれず、被弾した。

「ぐああっ!」

そして、華麗にエリスと影狼は着地した。


「カゲロウ、エリス、ピエリ、ゴードン・・・・あなた達も早いね。」

ギムレーはクロノスに目もくれず、不敵に笑う。



「レイムとカムイは?」

ギムレーはその場にいる全員に尋ねた。

「そういやまだだな・・・・ま、真打ちは後でもいいじゃないか。」

魔理沙は笑いながら答えた。


「クロノス、カルネージ・フォームで変身して。
 私の力を扱えないなら死ぬだけだし、どっちにしてもこの人数相手じゃ勝ち目はない。」
「・・・・わかった。」

ギムレーの言葉に、クロノスはそれに承諾した。