二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ヘタリア】死んで捏造国家になった私は平和を望みます ( No.12 )
- 日時: 2017/07/03 23:43
- 名前: 黒蝶 (ID: Dz78gNY2)
【兄妹】
中国へ向かうと中国は凄く賑やかで意外と大声で話す人が多い
「おー!日本であるか?」と私の肩を掴んだのは中国でした
「貴様!?今すぐその御方から手を離せ!」
「えっ!我はただ日本に…よく見たら違う人あるね!?」
『…私はヒカリと申します』
そんなに私と日本は似ていますかね?雰囲気?
取り合えず私達は自己紹介を始めて終わると中国様が「我も日本行くあるよ!我も一緒に行くある!」と言う
なんというか…とてもフレンドリーな御方からですね
「で、三人で来たと?」
『はい』
虎丸が飽きたのか、中国様がいるからかクジを止めて日本に行きました
日本は今、どうやら平安時代だそうで十二単や平安らしい風景が広がっている
日本の民が笑っていた。仕事をしていた。遊んでいた。…とても懐かしい
平成生まれの私ですがやはり日本という土地生まれですのでどの時代でも懐かしいと思ってしまう
そしてやっと帰って来たという思いもよぎったのです
「懐かしいかね?」
日本の上司がそう言う
『はい』
私は答える
「やはり貴殿は日本の妹…この土地が懐かしいと思うのもそれがあるからだと思う」
『私が日本様の…?』
「さあ着替えをしてから兄と対面しよう」
私はただ女中に着せ替え人形のように色々着せられていた
でも今の私が日本様の妹だという事は否定出来ない。私が生まれたのは日本様の民が来たから私が生まれたのだ
容姿もアジア系…日本人の顔をしているのですよ
さあ兄様とご対面です…
「貴女が、私の実の妹なんですね」
『私も初耳で御座いましたがそうらしいですね』
顔立ちも雰囲気も日本様に似ている…そう女中や日本様の上司も言っていた
顔を伏せ私は日本様の言葉に答える
「私の顔を見て下さい、そして貴女の顔も見せて下さい。私とは兄妹なのですから」
『はい』
顔をゆっくり上げる
其処に居るのは私と似ている男の子
でも身長は私より大きい
「私のことは兄様か兄上でも良いですよ。私はヒカリと呼びますからね」
『では兄様と御呼びします』
つまり遠回しに兄呼びにしろ、ということですか。同じ日本人ですから遠回しは通用しませんね
因みに共に来た中国様はお帰りになられたようです。兄様は私の髪を撫で付けるように撫でると微笑む
「一緒に遊びましょう」
兄様は私の手を引いた