二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ヘタリア】死んで捏造国家になった私は平和を望みます ( No.17 )
日時: 2017/07/05 00:21
名前: 黒蝶 (ID: Dz78gNY2)

【先に行く我が国は何処へ行く】




私の家は異常過ぎた


自分でも分かっていたのです。でも私は私の家や民の為に知識を使うと決めた




「貴女は貴女の思う通りにして下さい。ですがヒカリがもしも人の道から外れようとした時は全力で止めます」




兄様は昔、私にそう言ったのです


私の家がやっと開国すると色々な国々が手紙を寄越して来る。どれも貿易や宗教の事が多い


13世紀の事でした




「我らは神道で統一している拒否だ。貿易?利益なし、拒否だ」


『御返事はそう、書いておきます』


「頼む」




お断りの返事を書き鷹を飛ばす。…私達は行きすぎた。世界という軸に逆らい私達の刻を刻むのよ


今日は少し気温が低いので直ぐに窓を閉めるとちょうど雨が降って来る。何だか悲しみの雨みたいで嫌です…


私は瞼を閉じてしまう




『お久しぶりで御座います。兄様』


「長旅ご苦労様です」




兄様の家は落ち着きますね。やっぱり祖国が一番なのですが長く留まれないのが残念でなりません


兄様の時代は鎌倉時代


北条氏による執権政治中です




「ヨーロッパの方々とは如何ですか?」


『…私の上司が近隣諸国との貿易を断ってしまいました』


「同盟は?私の家以外とはしてないのですか」


『同盟もまた然りです』




困ったような表情を見せる兄様に私は微笑んで見せる。『私は強いですから、それに技術も他の国と比べるとあります』と言う




「そうですか…」


『はい』




私は大丈夫。大丈夫です。