二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ヘタリア】死んで捏造国家になった私は平和を望みます ( No.6 )
- 日時: 2017/07/02 17:04
- 名前: 黒蝶 (ID: Dz78gNY2)
【可愛い子には旅をさせろ】
「これで祖国は暫く安全でしょう。故に旅に出なさい」
急な事に私はつい魅娘都様を疑問視してしまう。無礼だと分かっていても仕方無いと思いますよ
事前連絡もなく突然に言われたら誰だってね…
『そんな悠長な…』
「これも大事です!ヒカリには試練として色々な国々を周り最終的には日本に行きなさい
恐らく貴女は日本の…いえ、これは日本の上司に言わせます。手紙を書いておくので準備出来次第、出発するように!」
『しかし…』
「それに可愛い子には旅をさせろと言いますし!」
返事も聞かないまま魅娘都様に御部屋から追い出された
困惑しながら屋敷に行き、準備を開始すると私のお世話役のお雪さんが部屋に入って来る
「祖国様。外つ国は大変危険で御座います故、男物を着用し武器をお持ち下さい」
『分かりました』
私の身長は伸びてはいるけれどあまり伸びてはないので服は沢山あるから着るのに困らない
お雪さんが選んだのは半尻という狩衣を子供用に調えた装束。そして髪型を下げみずらにした
『お雪さんの腕は真に天晴れですね』
「お褒めに預かり光栄です」
『さて、では港に私は行きます』
「行ってらっしゃいませ」
宛帯を少し強く絞めて其処に鉄扇を差すと旅に出る為に荷物を持ち港へ向かう
港に着くと色々な民が私に話し掛けて来た
「祖国様!頑張ってくだせぇ!」
「日本の人達に宜しく御伝え下さい」
等々
天気も晴天に恵まれているから楽しい旅になりそうですが、やはり不安も付きまといますね
ヘタリアキャラに会えるというのは喜んで良いのでしょうか分かりませんが…
すると夢幻の中忍が私の前に現れる。しかも中忍は民の服装、どうしてかなと思っていると中忍は口を開く
「護衛を勤めさせて頂きます。偽名ですが虎丸と申します」
『宜しくお願い致します』
「命があれば仰せのままに致します」
虎丸は見たところ十八になるかならないかの年齢かな。しかし十代で中忍になるという事は強い
そして私と虎丸は船に乗って最初はロシアを目指した