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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 『painful memory』 カゲプロ ( No.1 )
- 日時: 2017/11/25 12:10
- 名前: 虚偽 (ID: wKgYBlW2)
第 * 章 『透明アンサー』
なんで気づかなかったんだ?
…いや、気づいていたはずだ。
見ていたはずた。
あいつが苦しんでいたこと、悩んでたこと、涙を流していたこと。
日常の前で無理やり笑顔を、正常を貼り付けていたことも。
…なのに、なのに。
俺はそれらから目をそらした。
俺さえ動けばあいつは泣くことも、世界を嫌うこともなかった。
なぁ、お前は毎日何を見つめていたんだ?
何を見て笑っていたんだ?
なんで苦しんでたんだ?
ーーーーーどんなものと闘っていたんだ?
教えてくれよ、アヤノ。
…お前から、俺はどう見えた?
どんな景色だった?
俺にはそれが分かるときが来るのか?
「会いたい。」
そう俺は小さく嘆いた。屋上でただ一人。
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