二次創作小説(紙ほか)

Re: キラリンスタープリキュア☆ ( No.2 )
日時: 2017/12/02 16:15
名前: 魚虎麒麟 (ID: 9Urj1l4Z)

第一話 キュアギャラクシー誕生!
「はぁ、はぁ、急がなきゃ!」
私—銀河沙耶は、ただ今全力疾走中!夏とはいえ、朝は結構涼しいよ。
って、言ってる場合じゃない!いそがないと、また遅刻しちゃう〜!
もう螺喜子先生に怒られるのはこりごりだよ・・・怖いし無愛想だし、
それに風紀にうるさいし!った、またまたそんなこと言ってる場合じゃない!じゃあね、またあとで!

こほん。改めまして、こんにちは!銀河沙耶です。部活はサッカー部で、取柄は運動神経だけ!って自慢するほどのものでもないんだけどね・・・でも、学年では一位だよ!

♪キーンコーンカーンコーン

もう学校終わりかぁ。じゃあ、帰ろう!
?何だろ、これ・・・うわぁ!綺麗なパクト・・・!でも、一体誰のだろう?交番に届けようかな?
「待つスタ!君はやっと見つけたプリキュアスタ!簡単には帰させない スタよ!」
「だっ、誰!?もしかして、このパクトの中にいたの?」
問いかけると返事が返ってきた。
「そうスタ。とりあえず、このパクトを開けてほしいスタ。」
「このパクトを?うん、分かった!」
私は言われたとおりにパクトを開けた。すると中から妖精が出てきた。全身は星屑に覆われていて、きらきらと輝いていた。まるで、星が降ってるみたいに。私がその妖精に見とれていると、その妖精が話しかけてきた。
「あなた、何者スタ?何歳スタ?どこに住んでるスタ?」
話しかけてきた、というよりは、質問してきた、と言った方がいいかも。でもあんまり質問が多いから、質問に答えられないで——っていうか、頭の中で整理することができなくて困っていた。するとその妖精はそんな私の様子に気づいてくれたのか、先に話してくれた。
「ごめんスタ。まず、私から自己紹介するスタ。私はスタリンスタ。よ
 ろしくスタ。」
「うん、よろしく—って、何で!?っていうかそもそも、私がプリキュ アとか、理解不能!」
私が混乱していると、そのスタリンが、呆れた顔でこっちを見てた。
「あのスタね、あなたは選ばれた子スタ。だから、これからワームたち に立ち向かわなきゃいけないんスタ。どうせ聞かれるから言っておく
 スタけど、ワームたちっていうのは、この人間界と星の世界を滅ぼす —いや、吸い込んでしまおうとしているんスタ。」
「へ、へぇ〜。なんだかいろいろ大変そうだね。でも私なんかにそんな ことできるかなぁ?」
私がスタリンに聞こえないようにつぶやいたのに、地獄耳なのか、聞きとってしまったよう。
「大丈夫スタ!きっとできるスタ!ところで、あなたの名前は何ス   タ?」
スタリンがこう問ってきたから、私はこう答えた。
「私は銀河沙耶。星空高校の二年生だよ!一応・・・」
今度の「一応」はスタリンにも聞こえなかったみたい。そしてスタリンが、私にこう言った。
「そうスタか。じゃあ、改めて、これからよろしくスタ!」
「うん!よろしくね!スタリン!」
私たちがそう言った時だった、ワームが現れたのは。
「ふっふっふ。やっと見つけたわよ、スタリン。ここを探したかいが  あったわ!」
いきなり声がして驚いて、声のした方を向くと、女の子の人影があった。
「おや、スタリン。お友達を見つけたのね。ならちょうどいいわ!お友 達も一緒に、葬り去ってあげる!」
「今スタ!沙耶!」
「うん!スタリン!」
私はそう言ってスタリンの前に立った。
「キラリンスター!銀河!」
「まさか・・・プリキュア!」
その女の子が目を見張るのがわかった。

ピッカァァァァァァァァァァァン!

私が変身の時のセリフを言った瞬間、周りがものすごい光を放つのがわかった。
「永遠に輝く星の海!キュアギャラクシー!」
自分でもちからが、心の奥底から湧いてくるのがわかった。
「プリキュアをよみがえらせるものか!」
女の子は必死に叫ぶが、私は無視。
「スターダスト・イリュージョン!輝け、スターリヴァ—!」
「こ、こんなに強いなんて・・・ッ!」
「はぁぁぁぁぁあっ!」
私は溢れてくる力を全部使いきった。
「お、覚えておきなさいっ・・・私の名はミュリー、ッ!」
それきり、その女の子は一瞬にして消えた。それと同時に私の変身もとけた。そしてスタリンが飛びついてきた。
「すごいスタ!この調子で、どんどんワームたちを倒していこうスタ  ね!」
「うん!スタリンっ!私、スタリンと一緒ならできる気がするよ!」
「なんて嬉しいことを言ってくれるんスタ!もう私、嬉しすぎて泣い  ちゃうスタ!」
そう言ってスタリンは、本当にうれし涙を流した。