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腕から流血した。
戦えないと思ったのだろう。

「戦えないだろう、か…暗夜解放は、いや…神楽はもう貴方を
　倒したんだよ！“暗夜の百鬼夜行”！」
斬撃は鬼灯丸をすり抜け一角を切り裂いた。



「…よしよし終わったね。行きますか！」
「千月さん！」
「桜月くん。良かった無事に終わったみたいだね、じゃあ早く合流
　しよっか」

　★


なんとなくで走ってきたけど、どうにか一護くんと合流。
当の本人は戦ってる途中だけども…。

「あのケガであんなに副隊長の恋次さんと戦えるなんて…」
「大丈夫なのかな…」
とにかく見守るしかできないのかな…？

「おいそこの女」
「え？私、ですか？」
振り向くと頭と右目を包帯で隠した男がいた。
「俺の名は剣（つるぎ）、お前の名はなんていうんだ？」
「…神堂千月、です」
「ッ！？貴様の父の名を教えろ」
「お父さん？飛永、飛行の飛に永遠の永って書きます」
剣は後ろに下がり両手を広げる。

「そいつが父なら話は早い。俺はお前の技が見たいんだよ、早く
　見せろ！その技をな！！」
「…ッ！！分かった、光輝解放！神楽！」