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二次創作小説(紙ほか)
- Re: BLEACH−新・改− ( No.13 )
- 日時: 2017/12/25 10:13
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「やぁっ!!」
『来るぞ、下がれ千月』
言われた通り大きく後退する。
予想通り刀を構えた。
「お前が俺に勝とうなど100年早い。散れ千本桜!」
刀身が桜の花弁になり言葉の通り散り束になる。
神楽を納刀し霊神を構える。
「切り開け!霊神!」
霊神の刀身が強く青く輝く。
縦に振るうと大きな斬撃が生まれた。
そして辺りは二人の足場以外が削り取られた。
「っ!?」
白哉の腕には大きな傷が、おそらくさっきの斬撃だろう。
更に霊神の刀身には桜の花弁が纏わりついていた。
「霊神と神楽は私の任意で相手の技を自分のモノにすることが出来る。
だから見せてあげましょう、私の桜を!“千本桜・吹雪”」
白い光を纏った桜は吹雪のように白哉を切り裂いた。
「ではでは私は急いでるので行かせてもらいますね、ルキアさん貴方に
殺されることは望んでないと思いますよ」
それだけ言い残して先を急ぐ。
■
「恋次さん、一護さん!」
「桜月!お前はそこにいろ!」
桜月はそこでいるしかなかった。
助けに行こうにも行けなかった。
「“鏡花水月”」
「っ!?」
「千月!?」
「千月さん!!」
「遅刻したけどとりあえずセーフ、だよね?」
地面に降りた。
「っ!!ルキアさんが!!」
ルキアさんに向けて刀が迫る。
「兄さま…?」
血を吐きルキアさんを抱いて膝をつく。
「ちょっ、白哉さん!!」
同時に何人もの死神が現れる。
だが——。
「何、あれ・・・?」
「深追いはしない方が良いかもしれませんね」
★
ルキアさんの処刑は無しに。
兄と妹は和解し元の仲に戻った。
「そっか桜月くんはまたしばらくここに残るんだね」
「うん少しでも何かしたいと思って…」
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