二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方四属録 ( No.1 )
日時: 2017/12/27 17:30
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


霧雨魔法店。
丁度そこには二人のお客が来ていた。
一人はミトラ、魔理沙のもとで修業している魔法使いだ。
「久しぶりだね響樹くん!ん?そこの金髪の子は誰?」
彼女はショコラ、ミトラの姉で響樹の同級生だ。
「金髪?あぁ魔理沙のことか。魔理沙は俺の妹だぜ」
「い、妹なんていたの!?」
「ちょっと待て、俺は前に教えたはずなんだが?」
舌を出して「テヘ」と言うショコラに溜息をついた。

「じゃ、ミトラ早く練習しようぜ!」
「は、はい」
「気を付けろよー!魔理沙、ミトラ!」

 ■

「…怖がっちゃダメだぜミトラ。余計乗れなくなっちゃうからな」
「は、はい…あの魔理沙さん」
「ん?」
「魔理沙さんって好きな人いるんですか?」
魔理沙は沈黙する。

「…恋愛対象としては別にいないぜ。そういうミトラはどうなんだ?」
ミトラはカァと顔を赤くする。
いるんだな、と思い聞かないようにした。

 ■

「へぇ…じゃあ響樹くんも魔理沙ちゃんに倒されたの?」
「む、失敬な!その言い方じゃ俺が悪役じゃねえか!!…
 まぁ操られてたし本気で殺そうとしてたからそうなのかも知れんが」

「だからまだ強くなりたいって言ってたわけね納得」
ショコラがクスクスと笑う。
「なんだよ気持ち悪いな」
「何よ気持ち悪いって!で、話題変えるけど響樹君は好きな人って
 いるの?私はいないけど」
その言葉を聞いて水を飲んでいた響樹はすぐにむせ咳き込む。
「ゲホッ…お前、何言ってんだよ。俺はノーコメント」