二次創作小説(紙ほか)

Re: BLEACH−新・change− ( No.8 )
日時: 2018/01/04 16:26
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「美夜ちゃん…!!」
彼女に語りながら攻撃をする。
紫音自身も彼女の死を分かっていた、それでも助けたかった。
死んでいたとしても傷つけたくはなかった。

それでも彼女は無言で刀を振るった。
——私は。お願い、私をどうか…。

「…ッ!?君がそう望むなら、僕が…さようなら美夜ちゃん」
紫音は刀を振り下した。
死んでいるはずの彼女からは紅い血が飛び散った。

 ■

「なっ、彼女が倒されただと!?そんなはずは…!」
「いいや事実だ。どんなに小細工しようとアイツには勝てなかった
 ようだな!!お前も終わりだぁ!!

 卍解、‥‥月牙天衝ォォォォ!!」
赤黒い刀身がヴラドを真っ二つに斬り捨てた。

 ■

千月は地面に倒れていた。
カイよりも体が小さい千月はカイを押し上げることもできなかった。
油断が出来ればすぐに霊神の卍解を使う。

「なぁ、お前は誰か憎い奴はいるか?自分の親か?兄弟か?
 それとも友だちや先生か?」
「……どうだろう?私も、分かんないや…でもそういう人とも 
 うまくやっていかないといけないし仕方ないかな…それに一人でも
 友だちがいるならそれだけでも…」
「…俺は、人間をたくさん殺した。ニコニコと笑う人間が憎かった。
 だが少し前からお前を見て今戦って分かっちまった…。
 幸せそうに笑う人間が羨ましかったんだってな…俺はお前に負けた。
 約束通り味方になってやるよ」
軽くなり千月はゆっくりと立ち上がり服の埃を払った。

「え、いいの?」
聞き返すと頷き、千月は笑顔で返した。
「ありがとう、これからよろしくね!」
「あぁ、といっても今回は戦いが終わっちまったがな」