二次創作小説(紙ほか)

Re: カゲロウデイズ−新章− ( No.1 )
日時: 2018/01/23 15:40
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


誘われたのは実家へ行った翌日だった。
母は時折、私が大きくなったのを見ると服や靴をくれたりする。

「これジャージだよね…まぁいいか、せっかく仲良くなったみんなを待たせるわけには
 行かないし…」

 ■

掃除をやりながら少々考えてしまう。
キドさんは隠す、カノくんは欺く、・・・・・・・、とまぁいくつか目に関する能力が
あるらしい。

今じゃみんなとも仲良くなったし人と話すのが得意ではなかった私も克服することが
できた。
「こんな感じかな」
扉をたたく音がし、扉を開けるといくつかの箱を持った人物が入ってきた。
「ちょちょちょっ!セトくん大丈夫なの!?すっごい重そうだけど!!?」
セトくんは箱を床に置いた。
見ただけでも分かるほど重そうな箱を一人で運んでくるとは新しく入ってきたばかりなのに
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
「私に言ってくれれば手伝ったのに…」
「こんぐらい平気っすよソラさん、体力はありますから!」
「そ、そっか。でも無理はダメだよ?誰かのために働くのは分かるけどそれで怪我したら
 元も子もないからね」

Re: カゲロウデイズ−新章− ( No.2 )
日時: 2018/01/23 18:35
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)


「……」
私は全員で集まり夕飯を食べている今、全員を見た。
みんなは何らかの事情がありここにいる、私は特に思いつかない。

それに能力を持っている覚えもない。
「どうした?ソラ、いきなりキョロキョロし始めて」
団長であるキドさんは私の行動に疑問を抱いた様子だった。
彼女だけではなく全員が。

「い、いやその…私なんかがここにいていいのかなーって…」
無理矢理微笑みを浮かべてみた。
「初めは俺もそんな感じだったし気にしなくていいだろ」
「シンタロー君の言う通りだよ。でももしかすると知らないところで
 能力を手に入れてたりして…」
シンタロー君とカノくんの二人の話を聞き少しホッとする。

「ごちそうさま。洗い物、私が洗っておくね!なんか気分がいいからさ」

 ■

全員で買い出しに出かけることになった。
とはいっても近くのショッピングモールだ。

「いやー新鮮ですね!ご主人」
シンタロー君の携帯からエネちゃんの元気な声が聞こえる。
「たまにはいいかもな」
「うん、ソラちゃんが提案してなかったらこんなことしてないもん」
そう、全員で買い出しに出かけようと言い出したのは私。
こういうところに全員で出かけるのも良いモノだと思ったからだ。

遊園地など遠いところでも良いと思うが近場でも友だちで行けば
特別な思い出になる。