二次創作小説(紙ほか)

Re: 新参プレイヤーユイ・サディシアのガンゲイル・オンライン奮闘記 ( No.2 )
日時: 2018/01/20 20:51
名前: 鈴木燐架 (ID: ty0KknfA)

そんな調子でアミュスフィアとガンゲイル・オンラインを手に入れた樹希亜が、家に帰って弟のゆうにそれを報告すると。
「ガンゲイル・オンラインっていうゲームがあるらしいよ、その名の通り、銃と疾風の世界。舞台は最終戦争後の荒廃した地球だって」
目の色を変えた悠。
「え!?銃!?どこで売って…そうかあそこか!行ってくる!」
と急いでどこかへ行ってしまう。
そんな調子でとりあえずユーザー登録を済ませようとしたときに親友でゲームマニアの笹崎里奈ささざきりなの言葉を思い出す。
「ゲームするときはちゃんと調べたほうがいいよ!私も調べなくて、アルヴヘイム・オンラインっていうゲームなんだけど、全然戦えない種族になっちゃったからさー、え?あ、ガンゲイル・オンラインするの?私もコンバートするよ!あ、コンバートっていうのは…」
ユーザー登録をしてしまうと、接続料を取られることになってしまう。これでは折角の無料期間も意味がない。およそ3秒でここまで思考を巡らせた樹希亜は、スマートフォンでブラウザを起動し、"ガンゲイル・オンライン""GGO""ガンゲイル・オンライン攻略"などと検索しまくってある程度の情報を手に入れた。ついでに、クラスのコミュニティで仲間を集めておく。
それが終わると、早速、リンク・スタートする。初めての起動だったので、たくさんのテストがあり、ようやくガンゲイル・オンラインのユーザー登録へ進めた時は精神的疲労で、安全装置が作動する直前だった。
さて、プレイヤー名だが、アミュスフィアの電源を付ける直前に思い付いた綴りがあった。
"yui・sadysia"読み方は、"ユイ・サディシア"
目標は、BoB(バレット・オブ・バレッツ)。GGO最高峰の大会。
アバター生成が初まる。
終わって、町に降り立つ。ザ・ネオンという感じだ。アバターを見ると、紺色の髪の、自分とほぼ同じ(159cm)体格の、美女だ。早速中年顔の誰かがやって来て、顔をつき出して来る。
「君、初めたばっかだね?アバター、アカウントごと売ってみる?結構なお金になるよ?どう?」
「あ、いえいいです。私が欲しいのはお金ではありませんので」
「そうかい?残念だなぁ、とっても可愛いのに」
アカウント売買を生業とするプレイヤーがいることはすでに知っていたユイが丁重に断ると、ナンパに失敗したときのような台詞で中年男が去っていく。
「とりあえずチュートリアルを受けよう!」
そう自分に言い聞かせるように言うと、チュートリアル画面に飛ぶ。"遠距離狙撃を学べ!""スナップ・ショットを学べ!""モンスターの正しい倒し方を知れ!""賢い回避の仕方""GGOプレイヤーの一般常識、知らないと恥をかく!"

Re: 新参プレイヤーユイ・サディシアのガンゲイル・オンライン奮闘記 ( No.3 )
日時: 2018/01/20 20:55
名前: 鈴木燐架 (ID: ty0KknfA)

そんな調子で並んでいるチュートリアル。どれから受けよう?
-第2章・チュートリアル-
こうして樹希亜は、チュートリアルを受け始めたのであった。