二次創作小説(紙ほか)
- Re: ポケタリアクロニクル-聖戦の伝承- ( No.208 )
- 日時: 2018/05/18 22:32
- 名前: テール (ID: X9g0Xy3m)
終章 ポケタリア伝承詩
「陛下、よくお似合いですよ。」
あれから3年の月日が流れ、大陸歴986年6月23日———。
教皇アナスタシア・メーディンは、ヒュドラをルーネの中に封じ込めた後、
流れ星が落ちたかのように命を散らし、息を引き取った。
そして、大陸は本当の意味で平和を取り戻した。
戦いは終わり、邪竜との戦いを経た戦士たちは皆、故郷へ帰還した。
戦いの後、新たに教皇が選ばれる。
「ルーネ・メルト・ネフィーア」が、新たにファータ教国教皇として、
大陸の人々に歓迎され、祝福を受けた。
この大陸の戦いを終結に導き、
邪竜を打ち砕いた英雄「テオドール・ルツ・レヴィア」は・・・
3年間はレヴィア王国国王代理として働きを見せていた。
レヴィア王国、ディーテ共和国、ルフト・ド・ドレール連合王国、ディクシィ帝国は
この戦いが終結した後にファータ教国にて会合を行い、
英雄の名にちなんで「ファータ条約」を結ぶ。
後に本調印となる各国の休戦・友好条約の骨子が定められた。
その条約により、人々はようやく安寧の日々を取り戻したのである。
そして今日・・・・
3年の国王代理としての働きと功績を認められ、
20歳の誕生日を迎えた
レヴィア王国第一王子「テオドール・ルツ・レヴィア」は
レヴィア王国第43代国王として、その戴冠を受けた。
王都ナーガラージャにて、戴冠式が行われ、賑わいを見せた。
「国民諸君・・・私は、姉上・・・・いや、
セリカリーズ国王陛下の遺志を継ぎ、この国を・・・・
この「ポケタリア大陸」に平和と安寧をもたらすことを誓う。」
ファータ教国教皇ルーネ・メルト・ネフィーア
レヴィア聖騎士アルト・フェーム
レヴィア竜騎士騎士団長ラーマ・ラインバルディ
レヴィア騎士団将軍エルドゥ・ノーラ
レヴィア王国宮廷魔術師コハク・ロル・グリモアール
レヴィア王国魔道騎士騎士団長ヒスイ・ロル・グリモアール
そして
ディーテ共和国大統領アタール・ディ・ユーファ
ルフト・ド・ドレール連合王国国王ルーレフ・ド・ドレール
ディクシィ帝国皇帝ベリスデイン・ジ・ディクシィ
多くの人々が、テオドールの戴冠を祝福した。
テオドールは、空の彼方に向かい、手を差し伸べる。
その表情には曇りなき弾けるばかりの笑顔があったという・・・・
レーチェ・ルレ著
ポケタリア伝承詩 第192章より