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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 獄都事変−あの世とこの世を行き来 ( No.12 )
- 日時: 2018/02/18 10:31
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
日常編➀
「…え!?陸野ちゃん、料理できるの?」
「はい!一人暮らしをしてたので家事は全部やってましたし、
たまにはキリカさんたちも休んでください」
キリカさんは「あ!」と声を上げた。
「陸野ちゃんももう私たちの仲間だし肋角さんたち以外の斬島ちゃん
たちのことを呼び捨てで呼んであげたら?」
「え、え〜〜〜そんな良くないと思うんですけど…」
「って、木舌ちゃんたちがみんな陸野ちゃんに伝えてって」
■
陸野は両手に重ねられた弁当箱を持ち部屋へやって来た。
「わっ!り、陸野!?」
「す、すみません佐疫さ…佐疫、扉を開けてください!」
「ッ!!うん分かった」
彼は扉を開けてくれた。
そこにはすでに全員が揃っていた。
テーブルに箱を置き、蓋を開ける。
「うおー!!全部おいしそう!!」
「キリカさんとは少し違うな。誰が作ったんだ?」
「え?俺には特にいつもと変わらなく見えるぞー?」
「陸野、顔が赤いぞ」
「もしかしてこれ全部…陸野が?」
「恥ずかしながら…でも味見はしたし味は大丈夫だよ。
キリカさんみたいにおいしいのは作れないけど…どうぞ」
斬島は箸で卵焼きを掴み口にした。
「なんだ美味しいじゃないか」
「え!!俺も俺も食べる!!」
その後、取り合いなどもあったが箱はすっからかんになった。
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