二次創作小説(紙ほか)

Re: カゲロウプロジェクト‐増える能力 ( No.2 )
日時: 2018/02/20 18:35
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

第一話 today

今日の日付すら忘れた。
私はノートを閉じた。学校ではあまり馴染めないため親は優しく
接してくれて「学校に行かなくても構わない。自学するといい」そう
言われ高校ではやらないような心理学などにも触れ勉強を
していた。

「と、なんやかんや一時間勉強したしたまには出かけないと」
そう思い私は部屋を出た。

 ■

よしよし長い間、何かを買ったりはしてないためお金には
余裕がある。それに近くにはショッピングモールもあるし、
何か買っていこうかな。
その時にこれは私が悪いのだが、前を見ていなかった。

「おっとすまない」
「あ、ごめんなさい。気を付けますね」
「……」
その人は突然、消えた。まぁ気にはしていないこれだけの人混み、
混雑を見れば人を見失うこともある。

何だろう私はさっきの光景に見覚えがあるような気がする。
耳をつんざくような銃声が聞こえる。私は逃げ惑う人混みに押し
倒されそこに尻餅をつく。

「ッ、何事!?強盗的な奴!?」
さらに逆行する人物が数人見えた。さっき見た人物の他に
真っ白い長ーい髪の少女やあれは…モモってアイドルだよね?

「あれ?大丈夫なの君?早く逃げようよ」
「え、あ、でも…他にもここに残ってる人が…」
猫っ毛の青年がそう言ってくるも私は指をさす。
ちなみに私はくせっけだ。
もう片方の青年も指差した方ではなく私の顔を見ていた。

「…君ってさ瞳の色、何色?」
なぜそうなった?
「えっと黒、だけど…」
それを聞くと二人の青年は顔を見合わせ何かを話し始めた。
目の色がどうしたのだろうか?

ついにシャッターが全て降りた。

Re: カゲロウプロジェクト‐増える能力 ( No.3 )
日時: 2018/02/20 18:57
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

第一話 today No.3

彼女はポカンとしている。彼女自身が目の色は黒だと言ったのだ。
それを疑うわけがない。

「カノ、もしかして彼女には自覚がないんすかね?」
セトも同じことを考えていた。
なら自分で真実を見てもらおう。

「ねぇ名前、聞いても良いかな?」
「名前?竜海 友華(たつみ ともか)だけど…」
「じゃあ友華ちゃん、ちょっと僕達についてきて」
友華ちゃんはそこから立ち上がり僕達に付いてきてくれた。
今も彼女の目は赤い。
それに彼女には能力を使っているはずのキドの姿が見えた。

そして近くに立てかけてあった鏡の前に彼女を立たせた。
やっぱり自覚がないらしい。自分でもその赤い目に驚いている。

「これ…どういうこと?」
「やっぱり自覚がなかったんすね」
「自覚?この目のことだよね?」
「そうそう、さっき自分の目は黒だって言ってたでしょ?でも
 赤色だし僕達と同じなんだよね。僕達も能力持ちでさ…」
「あ、もしかしてカノさんは目を欺くって能力じゃないですか?
 なんか見えたんですよ!もしかしてそれが私の能力ですかね?
 さしずめ『目を見る』とか?」

確かにそれなら目を隠すを使っていたキドが見えたことも合点が
いく。
また銃声が聞こえる。

「まだ残っていたのか!?」
「相手は三人、楽勝だな」
仮面をつけた中年の男たちが銃口を向けていた。
だが、そのうち一人の男が「うっ」と呻き声を上げる。

「残念、三人じゃないよ」
「クソッ!」
他の男が同時に彼、リュウトくんに向けてくん銃を発砲するも
彼は人間業ではない、銃弾をスルスルと避け男たちに接近し
瞬く間に手に持っていた木刀で相手を気絶させた。