二次創作小説(紙ほか)
- 魔法界調査? ( No.2 )
- 日時: 2018/03/26 22:40
- 名前: 未碧 (ID: eD.ykjg8)
紫が心を読んだかのように言う。
「それで、ハリーポッターがどう関わっているのかをお話ししますわ。今お話ししました純血主義を過激に支持している人達が存在していますの。その人達は闇の魔術と呼ばれる法律で禁止されている危険度の高い魔術を使用し、純血ではない者は撲滅するべき、又は魔術を学ぶ資格が無い、と考えていますわ。その代表的な人物がヴォルデモート。彼は死喰い人と呼ばれる部下を駆使して純血ではない人達を虐殺していますわ。」
嫌な世の中になっているのね。これはのんびり研究している暇がないかもしれないもの。
「魔法界には死の呪文という者が存在しますわ。魔法界の人達にとって不可抗力で、人に対して使用することが禁じられている呪文ですわ。今まではヴォルデモートのその呪文に対抗できる人は居なかったのだけれど、ハリー・ポッターは対抗しました。そしてヴォルデモートを倒したと言われているけれど怪しいわね。貴方にはヴォルデモートが倒されることによってその純血主義の人達がどれくらい忘れられるのかや純血主義者の状態を偵察して貰うわ。それから出来るだけハリー・ポッターと関わりを持つこと。」
紫が続ける。
「転入生になって遅れるとハリー・ポッターとの接触が失敗するかもしれないから今から急いで入学準備をしてほしいの。ホグワーツ校長には貴方が魔法使いだと話しておいたから職員が来ている筈よ。パチュリー・ノーレッジには私から知らせておいたから大丈夫ですわ。それからこのイアリングをずっと付けておいてくださる?これは私とパチュリーに連絡できるようになっています。このサファイアを押すと私、ガーネットを押すとパチュリーに繋がるわ。こちらからは勝手に繋がっているから大丈夫よ。大まかな説明でごめんなさいね。詳しい説明は職員に聞いてくださる?では、さようなら。あんみつ、美味しいでしょう?」
あんみつは美味しかった。イアリングもなかなか便利ね。でも、調査内容がかなり重要だから結局のところ余り研究できないわね。騙された気分。
「ええ、美味しかったわ。御馳走様。」
アリスは甘味処を去ると、魔法の森に入っていった。