二次創作小説(紙ほか)

どうして名前を知っているの? ( No.1 )
日時: 2018/03/27 13:42
名前: 未碧 (ID: eD.ykjg8)

「ホグワーツ魔法魔術学校から来たセブルス・スネイプだ。貴様はクレアレネッサ・オリヴィア・ブランドンで合っているか。」

「私はクレアレネッサではないし、貴方の様な奇妙な格好の変人に用は無いわ。」

長い黒ずくめのマントに同じく黒い詰襟を着たセブルス・スネイプ。あの処分すればするほど増えていく忌々しい怪しげなホグワーツとかから来た手紙。そこの職員らしい。スネイプはクレアレネッサを無視して言ったが、顔が土気色になっている。

「入学勧誘は見たか。」

見るわけない。汚れ仕事を引き受けているため情報局から恨みを買うこともあるというのに、得体のしれない魔法などという子供騙しの内容の手紙など開封して盗聴器や爆発物でも仕掛けてあれば危険だ。スラムで育ったカーガティ・ヴィオールとして住んでいる、廃屋のポストが壊れる程の量の手紙でも全て処分した。

「出て行って。私はクレアレネッサなんていう人は知らないの。」

スネイプは顔を歪めて忌々し気に言った。
「他人に成りすますのを辞めたらどうだ。貴様はクレアレネッサ・ブランドンだ。」

いつの間に本名がばれたのだろう。どちらにしても本名を知っているからには抹殺対象になる。
「そう。私は確かにクレアレネッサ・オリヴィア・ブランドンよ。どうして貴方は私の名前を知っているのかしら。」